手術は日帰りでここまでできる
-
新しい麻酔薬の登場とそれを使い慣れた麻酔科医の存在が重要
麻酔法の確立なくして外科医療は成立しなかったと言っても過言ではありません。 だって麻酔なしの手術を想像してみてください。 痛いなんてものじゃないはず。激痛です。患者さんも痛みに耐えか…
-
大腸がん、小児の鼠径ヘルニア、包茎…新たな分野にチャレンジ
同じ病気であっても、患者さんによって症例のバリエーションはさまざまです。手術は入院を伴うもの一択ではなく、日帰りが可能なケースもあり、それによって得られるメリットがあることを、国、医療関係者、一般の…
-
盲腸の根治的治療は手術 薬物治療だけでは再発する可能性あり
虫垂炎は、一般的には盲腸という呼び名で知られている病気です。 虫垂とは、小腸から大腸に切り替わるあたりに付属する管状の臓器ですが、ここに何らかの原因で炎症が起きることで虫垂炎になるわけです。…
-
鼠径ヘルニアは放置するとヘルニア嵌頓や腸閉塞のリスク高める
鼠径ヘルニアの「ヘルニア」という言葉の意味は、腸や、卵巣、膀胱といった体の組織や臓器が、本来あるべき位置からはみ出した状態を指します。 そのため、鼠径ヘルニアといった場合は、足の付け根(鼠径…
-
脱腸手術は切開ではキズは3~5センチだが腹腔鏡なら3~5ミリ
現在、当院でもっとも多く行っている日帰り手術が鼠径ヘルニア(脱腸)です。足の付け根と下腹の間(鼠径部)の筋膜が弱って穴が開き、その穴から腹圧に押された腸が出っ張る病気です。手術の目的は、穴を塞ぐこと…
-
短時間で手術を終わらせるために患者さんの理解と協力も必要
日帰り手術の専門院である当院は、一般的な病院より「患者さんの時間を無駄にしたくない」という思いが強い。一方、大きな病院で時間も人手もかけて入院をするのが当たり前と考えている人にとって、日帰り手術と聞…
-
腹腔鏡手術の登場と麻酔薬の進歩で盲腸・脱腸手術が入院不要に
今回は、そもそもこれまでの手術と「日帰り手術」のなにが違うのかということを改めてお伝えしたいと思います。 現在日本では、盲腸や鼠径ヘルニア(脱腸)の手術を受けた場合の平均在院日数は5日前後と…
-
脱腸・盲腸でも術後1時間で帰宅可能に コロナ禍で需要が増加
新型コロナウイルスの流行で変化したことはいくつもありますが、そのうちの一つが「日帰り腹腔鏡手術」の需要が増えたことです。 病院側の理由としては、コロナに感染した患者さんのための病床確保、医師…