著者のコラム一覧
大橋直樹「東京外科クリニック」理事長

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

鼠径ヘルニアは放置するとヘルニア嵌頓や腸閉塞のリスク高める

公開日: 更新日:

 鼠径ヘルニアの「ヘルニア」という言葉の意味は、腸や、卵巣、膀胱といった体の組織や臓器が、本来あるべき位置からはみ出した状態を指します。

 そのため、鼠径ヘルニアといった場合は、足の付け根(鼠径部)に生じるヘルニアの総称となり、一般的には脱腸と呼ばれています。

 鼠径ヘルニアでは、腹部の筋肉で構成される腹壁に生じた穴を通して腸が飛び出るのですが、放置してその穴が自然と塞がるのかというと、それは無理です。治療は手術が原則。症状や状態によって経過観察するケースもあるものの、手術以外に穴を塞ぐ方法がないのです。

 この鼠径ヘルニアはあらゆる年齢で起こり得ます。中でも男性に多く発生する傾向があるとされています。

 加齢その他、原因は種々論じられていますが、はっきりした根拠はなく、犬や猫にも発生します。人間の場合は二足歩行が病気の進行を進めている可能性があり、そもそも寿命が長いがゆえに手術が行われる件数も多いと考えられます。いきみや咳、あるいは重いものを持ち上げようとしたときを契機に症状を自覚するというのはよくある話です。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ