著者のコラム一覧
大橋直樹「東京外科クリニック」理事長

日本外科学会認定外科専門医、全日本病院協会認定臨床研修指導医。東京外科クリニックグループでの日帰り手術の件数は2022年4月末日時点で3101件。

新しい麻酔薬の登場とそれを使い慣れた麻酔科医の存在が重要

公開日: 更新日:

 麻酔法の確立なくして外科医療は成立しなかったと言っても過言ではありません。

 だって麻酔なしの手術を想像してみてください。

 痛いなんてものじゃないはず。激痛です。患者さんも痛みに耐えかねて、じっと我慢していられないはずです。そのために麻酔のない時代の手術は、大勢の人の力で押さえつけて行っていたといいますからうなずけます。

 そもそもこの麻酔には、大きく分けて手術中の痛みをとる「鎮痛」と、手術中よく眠れる「鎮静」、そして全身の筋肉の緊張を取る「筋弛緩」という3つの要素があります。

 また麻酔の方法としては、手術する部位だけ行う「局所麻酔」、下半身の感覚を一時的に消失させる「脊椎麻酔」、そして完全に眠った状態で行う「全身麻酔」の方法が取られます。いずれの方法も手術に対応していますが、中でも高度なスキルを必要とされるのが、患者さんにとってもっとも快適な麻酔である「全身麻酔」なのです。

 ちなみに東京外科グループでは、日帰り麻酔のエキスパートが在籍しているために、この全身麻酔を「鼠径ヘルニア」の手術においても採用しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主