「人口からみた宗教の世界史」宮田律著
「人口からみた宗教の世界史」宮田律著
世界の総人口のうち、キリスト教徒は最大の23億人、次いでイスラム教徒18億人、ヒンズー教徒11億人、仏教徒5億人、民族信仰4億人、そして信仰を持たない人が12億人の分布だという(2015年現在)。
しかし、常にキリスト教の人口が多かったわけではなく、オスマン帝国などのイスラム国家が覇権を握っていた時代などは、非キリスト教世界の人口のほうが多かった。
そして、21世紀の間に世界では宗教的にイスラム人口が最も多くなるとみられているという。
世界の宗教人口の推移とその背景を世界史に位置づけて、人口の動態変化にともなう宗教の相互作用が文化や政治にどのような影響を与えてきたのかを考察する。
(PHP研究所 1265円)