本屋はワンダーランドだ!
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アルスクモノイ(神楽坂)木と紙の匂いが漂う店内に美しく並ぶ「デザイン、アート、古いモノ」
神楽坂と江戸川橋の中間。普通のアルミサッシの戸を開けると、木と紙の匂いが漂う、洒落た空間が忽然と現れる。「デザイン、アート、古いモノがもともと好きで、自分が見てきたモノ全部を生かせる--と、本屋にた…
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桔梗屋書店(目白)定番週刊誌から経済誌、学習誌まで雑誌中心の珍しい本屋
目白通り沿い。ブルーグレーの窓枠がおしゃれで、以前から気になっていた。この日、窓に飾られていたのは、ファッション誌と大掃除のハウツー誌、来年の家計簿。 店内に入る。8坪くらい。正面に「老後ひ…
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まるや(高円寺)女性には藤原ていの「流れる星は生きている」をすすめています
「本の長屋」と「本店・本屋の実験室」へ行った帰りの高円寺中通り商店街で、「あら、ここにも本屋さんが」と足をとめた。間口2メートルほど。奥深くまで本がぎっしり。でも「クリーニング まるや店」の看板がある…
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タバネルブックス(大田区・石川台)古本と新刊の“大人色”海外絵本がずらり
坂の上の住宅街に、一本の木が元気よく枝を伸ばす家があった。見上げつつ、これは? 「あんずです。引っ越してきた小学1年のとき、私の背より低かったんですが、今ではこんなに(笑)」 と、迎え…
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日記屋 月日(下北沢)永井荷風、竹久夢二ら往年の作家から新刊、そしてジンまで日記本がずらり
小田急線の地上線路跡に飲食店や物販店が入った、しゃれた施設「ボーナス トラック」ができたのは2020年の4月。その中の1軒が「日記屋 月日」だ。「開店4日後に緊急事態宣言に先立ち休業。大変でしたが、…
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WARP HOLE BOOKS(ワープホールブックス)(世田谷区・尾山台) 4坪に約900冊。知らない本と出会いにくる本屋です
尾山台駅から、石畳の商店街を歩いてすぐ。店頭で足が止まる。「なぞなぞ」を書いた紙がガラス窓に貼られていたからだ。「もつと手がふるえちゃう家具ってなあんだ?」。少し考え込んだ後、「分かった」と同行カメ…
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SAKANA BOOKS(サカナブックス)新宿区・愛住町「週刊つりニュース」3代目社長がしかける魚に特化した本屋
「週刊つりニュース」のオフィスビルの1階。昭和期を中心とした各種釣り竿や魚籠を展示し、無料公開する「釣り文化資料館」があり、その入り口が「魚」に特化した本が並ぶ、4坪ほどの本屋さんとなっている。 …
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「本の店 &company」(文京区・向丘)「全て私の蔵書という気持ちで真剣に選んでいます」
本郷通りを日医大の方向に曲がった先。2階建ての古いアパートの1階が、軽くジャズピアノ曲がかかる小さな本屋さんに生まれ変わっている。 「去年の9月にオープンして、ちょうど1年です」 と、…
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本屋BREAD&ROSES(松戸・常盤平)目指しているのは「生きづらさを感じている人に寄り添える本屋」
緑深い団地やマンションが軒を連ね、ヤマモモ、ハナミズキなどの並木道がそれらをつないでいる。いいなー、松戸の町って。と思っているうちに「本屋BREAD&ROSES」に着いた。 面しているのは、…
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gururi(谷中)「年齢秘密の“架空の女性”が読みたいだろう本を選んでいます」
「へび道」と呼ばれる千駄木~根津の細いぐねぐね道。つくつくぼうしの鳴き声を聞きながら歩くと、1階の部分が白くペインティングされた2階建てのリノベ集合建物が見えてきた。あ、ここだ。 「すてきな建物…
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手文庫(神保町)文庫が前後二重に大量に並ぶさまが圧巻!
気になっていた。いつからか神保町に出来ていた小さな古本屋さん。 「うち? 2019年2月からです。その前、4年間は小川町でやっていましたが、立ち退きにあって」と、店主の的場美枝さん。さらにその…
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twililight(トワイライライト・三軒茶屋)開放的な店内に芸術から文化人類学まで5500冊
1階はパン屋さん、2階はカフェがあるビルの3階へ階段を上がる。ドアを開き、「開放的」と感じたのは窓が広いからか、面陳列が多いからか。 「2階でカフェをやっているのが友人なんです。その友人から2…
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ほんまる(神保町)直木賞作家今村翔吾氏経営のシェア型書店
靖国通りの一筋南。いつもは静かなさくら通りに、あら? 大勢が吸い込まれていく。「すみません、(この取材が)凪良ゆう先生の一日店長の日と重なってしまって」と今村翔吾事務所秘書室長の福永千夏さんがおっし…
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本店(ほんてん)・本屋の実験室(高円寺)“本気で本屋開業を目指す人”の本棚23本を用意したシェア型本屋です
築100年の長屋を改装し、古本+居酒屋の「コクテイル書房」を営む狩野俊さん(52)が昨年5月、シェア型書店を開店。実は私もそこに本棚1つを借り、自著を並べさせてもらっているのだが、8月、3軒目がオー…
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透明書店(蔵前)AI「くらげ」がおすすめ本を提案
去年4月のオープン当初、「AIが接客する」「毎日売り上げを公表する」と話題をさらった。実は、私は「絶滅危惧個人商店」の文庫本が出た後、トークのお誘いをいただき、今春に一度伺ったことがあるので2度目の…
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甲羅文庫(市川)一箱古本市から1坪古本屋、そして今年6月に甲羅文庫オープン!
おや? あの建物? 駐車場を横切り、昭和中期の雰囲気を放っている民家に到着し、「甲羅文庫へようこそ!!」とホワイトボードが掛かるドアを開けて「こんにちは」。 靴を脱いで上がると、台所スペース…
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でこぼこ書店(北与野)地域に根差した新刊と古本と塾の3本柱の本屋
埼京線北与野駅から、タワマンあり、中層マンションありの景色の中を歩いて到着。昨年11月にオープンした書店だ。 「ようこそ」とにこやかに迎えてくれた店主の富井弥さん(40)が、「新刊と古本と塾。…
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「ゆとぴやぶっくす」(南浦和)自分の好きなこと=怪奇幻想・民俗学分野の本を扱おうとオープン
「大学生のときに神戸の本屋さんでアルバイトしたことが、心の深いところに残っていたのかも。本と関係のない会社に勤めていたんですが、2年前に『これからは好きなことを』と思って勢いで始めました」と、35歳の…
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ヤンヤン(高円寺)屋根裏部屋のレトロ空間に文系全般800冊
えっ? マジ? 入り口でびっくり。「急な階段」とは聞いてきたけど、まるでハシゴじゃない。よし、頑張ろう。えっちらおっちら上っていくと、屋根裏部屋風のレトロ空間が広がり、本が並んでいた。 「もう…
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緑のゆび(吉祥寺)1000冊が並ぶ8.5坪の店内はさながら小さな絵本ミュージアム
「“絵本バー”のような、本を通して人と人が出会うスペースをつくりたかったんです」と、店主の吉井康文さんが言う。物件を探し始めて、すぐに見つかったのが、近年とみに人気の吉祥寺・中道通りの路面店。飲食NG…