「ルックルック」名物リポーター井波ゆき子さんの華麗な転身
簡単にいえば去年大流行した「アナ雪」のように、“ありのまま”に自分のトシを否定せずに、そのまま受け止めればいいそうだ。
■平日は仕事、休日は96歳母の介護
さて、井波さんはOLをしながら東京アナウンスアカデミーに通い、卒業と同時に「竹村健一の世相講談」(日テレ)のアシスタントに。79年から始まった「ルックルックこんにちは」に同番組が組み込まれると、そのまま番組リポーターになった。
「石原裕次郎さんや美空ひばりさんなど超大物芸能人の独占インタビューもずいぶんこなしたし、年がら年中取材で飛び回り、正直、ストレスはたまりっぱなしでしたよ。でも、当時から、ワタシ、“ありのまま”に日々を過ごし、どこかそれを受け流す術を心得てたようです、フフフ」
現在もナレーションをこなす。
「テレビで顔出しの仕事はすっかりなくなり、それに従い、収入も減りました。でも、福島の子供たちに絵本の読み聞かせをするボランティアに参加したり、とっても充実した毎日を送ってます」
都内のマンションに暮らす。
「生涯独身? いえいえ、別居結婚だったらいいかな、なんて夢はまだ捨ててません。だけど、結局、平日は仕事、休日は96歳の認知症の母の介護に追われちゃいますね」