“天然”瀬川瑛子を「芸域広げる」と盛り立てた恩人の激励
今年デビュー50周年を迎えた瀬川瑛子さん(68)。18歳でデビューしたものの、なかなかヒットに恵まれず、順風満帆とはいかなかったが、それを救ってくれたのが、初めてのヒット曲「長崎の夜はむらさき」(70年)の作曲家、新井利昌氏(85)だ。
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これまでの歌手人生を振り返ると、本当にたくさんの方々にお世話になっています。
トータルでダブルミリオンを記録した「命くれない」の作詞の吉岡治先生と作曲の北原じゅん先生。多くの歌手の皆さんと競作になった「矢切の渡し」の船村徹先生(作曲)、昨年12月発売の最新曲「泣きたい夜」をはじめ、5作品の作詞や作曲をしてくださった原譲二こと北島三郎先輩。所属のクラウンレコードのプロデューサーさん。そして、ずっと応援し、支えてくれたファンの皆さんがいてくださったから今も現役で続けていられるんです。
そんなたくさんのお世話になった方の中から一人といえば、デビュー前から温かい目で見守り、育ててくださった作曲家の新井利昌先生です。