日枝「院政」は変わらず…フジ亀山千広社長退任の決定打

公開日: 更新日:

「社長更迭の決定打になったのは平成29年(17年)度3月期の業績下方修正です。今年1月に第3四半期を終えた時点で下方修正していたにもかかわらず、それを下回る大失態。これでは経営責任は免れません」(経済記者)

 亀山氏でなくても、誰が社長になったところでネット全盛という、テレビ業界全体を覆う構造不況の打開は難しいとの見方もある。だが、フジの落ち目を象徴するエピソードといえば、脚本家の倉本聰氏がシルバー世代向けに書いてスマッシュヒットしているテレビ朝日系のドラマ「やすらぎの郷」。このドラマは当初、倉本氏が「北の国から」などで義理のあるフジに持ち込んだものの、けんもほろろに断られ、テレ朝で大ヒットしているのだから、見る目がないという言葉では済まされない。

 フジテレビの右肩上がりを体現してきた“トレンディー社長”が味わう初めての蹉跌。BSで捲土重来となるのか、はたまた――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動