大阪万博は開幕1カ月を待たずトラブル続出…場当たり説明でGW後半の盛り上げムードに水を差す協会の大罪

公開日: 更新日:

 開幕から2日で20日目を迎える大阪・関西万博。内装工事の遅れから未開館だったインドパビリオンがきのうオープンし、これでネパール館を除くすべての海外パビリオンが完成した。ゴールデンウイーク後半の週末には多くの来場者が見込まれるが、盛り上げムードに水を差すような「安全トラブル」が続出している。

 先月26日、「空飛ぶクルマ」のデモ飛行中に、モーターなど機体の一部が破損した。万博協会は「安全性が確認されるまではデモ飛行を停止する」としている。

 同28日には会場隣の舞洲のバス待機場で、自動運転バスの交通事故が発生。運転手が運転席から離れている時に動き出し、コンクリートの壁に接触した。バスを運行する大阪メトロは、原因が明らかになるまで自動運転バス5台の運行を中止するという。

 また同日、樹齢6500年のオークの木を130本以上展示する「文明の森」が突如、立ち入り禁止となった。SNSや来場者から「樹木が倒れる恐れがあるのでは」との指摘があり、「改めて確認が必要な事項がある」(万博協会)とし、閉鎖を決めたという。その後、本当に倒木の危険があったのかなど安全性については、何も説明がされていない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず