フジ背水の陣…嵐・相葉雅紀「月9ドラマ」の仰天制作費
凋落著しいフジテレビが背水の陣で臨んでいるのが、4月で30周年を迎える月9ドラマ「貴族探偵」だ。嵐の相葉雅紀(34)を主演に、武井咲、生瀬勝久、井川遥、滝藤賢一、中山美穂、松重豊、仲間由紀恵ら豪華キャストが出演する。驚くのは1本当たりの制作費だ。
「全て込み込みで1億円超は確実です。相葉のギャラだけで1本300万円超。他のキャストを加えると1本当たり2000万円は軽く超える。これに人件費、美術、技術……などなど、もろもろを入れると恐ろしい金額になるそうなんです」(制作関係者)
ちなみに、他局のドラマ1本当たりの制作費はいくらなのか。
「ゴールデン・プライムの時間帯限定ですが、NHKが1本5000万円から。TBSとテレ朝が4000万から5000万円前後。テレ東が3500万円から。日テレは2000万から3000万円前後といった具合です。今回、月9が30周年という節目と、ジャニーズ事務所からのプレッシャーでここまで金額が膨らんでしまった」(前出の制作関係者)
ドラマ全体が低迷する中、視聴率は15%を超えれば御の字といわれていて、現在放送中のキムタク主演のドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)でさえ、第6話でやっと初の15%超を果たしている。今回の月9の制作費を考えると、視聴率15%でも営業的には大赤字。視聴率20%でやっと採算が取れる金額だという。仮に視聴率が1ケタ台になろうものなら、“月9打ち切り”はグッと現実味を帯びてくる。