研ナオコ“病み可愛い”地雷メークに隠す 志村けんへの喪失
「研さんは、新型コロナによる肺炎で3月29日に亡くなった志村けんさんのコント番組の常連でした。『バカ殿』や『だいじょうぶだぁ』に定期的に出演し続け、志村さんとは息もピッタリ。毎回“地雷メーク”どころではない強烈なメークで『なまたまご~』『赤マムシ~』と30年以上やり続けてきた。志村さんの追悼番組にもドリフのメンバーと一緒に必ず出演して、番組では冗談を言って笑わせていましたが、心のどこかに、もうあのメークやコントが二度とできないという寂しさを感じているのではないか。そんな気持ちが彼女を地雷メークに向かわせたのかもしれません」
確かに本業は歌手でありながら、天性のコメディエンヌぶりで、長年、テレビ界に笑いをもたらしてきた研にとって“相方”を失った喪失感は相当なものだろう。さる出版関係者はこう付け加える。
「志村さんは、生前、インタビューで『芸能人で一番仲がいい人は誰ですか?』と聞いたとき、しばらく考えた後、『やっぱり研ナオコかな……』とポツリと答えてましたね。『オレも普段はあんまりしゃべるほうじゃないし、ナオコも普段はとてもシャイ。若いときから、飲み会なんかでも、端っこのほうで2人でいることが多かったんだよね。なんか気が合うんだよ』と話していました」
志村けんといえば、生前は若い女好きで鳴らしたが、研に対しては、そういうものとはまた別の、特別な友情や親近感を感じていたようだ。
あの名コントの新作はもう見られないのだが――。