バカリズムがウケる理由 痛快だった逆張りの発想「ノンレムの窓」でも“ワールド”全開
10月9日放送オムニバスドラマ「ノンレムの窓2022・秋」(日本テレビ系)が話題だ。今年4月に放送された第1弾が好評で今回はその第2弾。原案・脚本はバカリズム(46)。
窪田正孝主演「未来から来た男」、木村文乃主演「放送禁止用語」、木村多江主演「パスワードが知りたい」の3本立てですべての原案と「未来から──」の脚本をバカリズムが担当した。
■シュールでシニカルな発想
「未来から──」は3年前にタイムリープした男が「未来から来た男」としてテレビにもてはやされ人気者になるが、3年後はタダの人になってしまうというシュールなものでした。
「放送禁止用語」はさまざまなクレームに対応するあまり、使ってはいけない言葉、いわゆる「放送禁止用語」が増え続けるという今のテレビへの警鐘のような内容。
都道府県を特定することに配慮して「日本のどこか」に、ニュースや報道という言葉もNGになって番組名も「情報の提示」になるといったシニカルな内容でバカリズムワールド全開だった。