桐谷健太「ケイジとケンジ」“season3”へのハードルは…東出昌大が出演した前作並みの視聴率
「今回は検事役が北村有起哉さんになり、よりピリッと締まった感じがします。北村さんはシリアスもいいけど、コメディーも得意な役者さん。セリフの間と絶妙な表情でクスッと笑わせてくれますよね。ただ、ドラマが1話完結なため、《1話ぐらい見逃しても》と思う視聴者が多いのが、お気に入り登録数につながらないひとつの原因なのかも」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。
続けて松本氏は「ネット上では《桐谷さん、カッコイイ》なんて声もありますが、それはちょっと違うと思うんですよねえ。たとえば深キョン主演の『専業主婦探偵』での陣内役や、吉岡里帆さん主演の『きみが心に棲みついた』の吉崎役など、視聴者はクールだったり、大人の男の魅力が出ている桐谷さんの方が好きなのかもしれませんが、私は『ケイジとケンジ』のように関西弁丸出しの熱いキャラの方が、桐谷さんにはハマると思っているんです」と話す。
ちなみに東出が出演した前作「ケイジとケンジ」の全話平均は9.9%と、2ケタに近い数字を残している。
「制作サイドとしては、あれほど大バッシングされた前作のほうが結果を残したとなるのは避けたいところでしょう。今回も《刑事モノだけど、コメディーだから気軽に見られるのがいい》などと推してくれる視聴者もいますし、前作のように派手な話題にはならなくても根強いファンはやっぱりいる。話も分かりやすく、家族みんなで見るにはいい作品。案外、season3もあるのではないかとにらんでいますが、そのためにも、せめて前作に近い数字は残しておきたいですね」(ドラマ制作会社スタッフ)
木曜夜9時の“定番”として、長く続くシリーズへ。そうなる可能性は、数字的にはまだありそうだ。