上沼恵美子は“散り際の美学”を貫けるのか…揺れる胸中「もうそろそろ引退と」が波紋
ただ、引退を決心するところまではいかず、「夫が定年退職になって16年、いろんなことやってるけど目がトロンと優しく、宿題がない、責任のない目になっていた。この顔にはなりたくないと思った」とも、芸歴53年の大御所は語っていた。ワイドショー出身のTVディレクターはこう言う。
「引退といえば故・上岡龍太郎さんを思い出します。58歳での潔い引退とされたものです。松本人志は、そんな上岡さんを意識した発言をしてきましたけど、今回の文春裁判でネチネチした面を出していて、格好悪い引退になるのかなあと思ってみています。アーティストでは山下達郎、小田和正は原曲キーで歌えなくなったら引退すると公言しています。自ら引退すると言えるのはスターの証しですよ」
芸能リポーターの平野早苗氏はこう言う。
「上沼さんの発言は番組で見ていましたけど、歯に衣着せぬ上沼節は健在で、引き込まれました。引退で思い出すのはやっぱり山口百恵さん。国民的スターの絶頂期、結婚を選んで21歳でスパッと表舞台から退き、以後、一度も戻ってきていません。あの若さでよくぞ周囲を説得して、意志を貫いたものだと感心するばかり、あっぱれです」