清原容疑者の勾留延長 警視庁が狙う“本丸”は山口組壊滅か
警視庁が「山口組ルート解明」に向けて執念を燃やすのは“コスパ”の問題もあるようだ。清原容疑者逮捕に至るまで警視庁は24時間態勢で行動確認し、連日100人単位の捜査員を投入。清原容疑者が立ち寄る飲食店、サウナ、日焼けサロンを調べ上げ“清原ファイル”を蓄積してきた。そのためにかけた税金である捜査費を回収するには、清原容疑者1人の逮捕だけではペイできないという。
「国内最大の指定暴力団山口組は昨夏に分裂した影響もあり、6代目山口組と神戸山口組を合計しても構成員は初めて1万人の大台を割りました。1年前から1500人も減った計算です。このタイミングで山口組がご法度としている“クスリ疑惑”が解明されたら、組織はさらにダメージを負う。警視庁にとっては大金星です」(前出の捜査事情通)
去年、72人が覚醒剤取締法違反で一気に捕まった「新宿の薬局」事件は住吉会系の暴力団事務所がターゲットだった。今回、警視庁はどこまで迫ることができるか。