岸田政権は延命か絶命か…永田町で憶測呼ぶ「6.29発足1000日シナリオ」の姑息な中身

公開日: 更新日:

 自民党の裏金事件が引き金となった政治資金規正法の改正をめぐる攻防が激しくなっている。

 ザル法のまま押し通そうとする自民に対し、野党は猛反発。自民は31日の衆院政治改革特別委員会の理事懇談会に再修正案を提示する構えだ。どうにかして政権浮揚させたい岸田首相は「今国会で改正を確実に実現しなければならない」と繰り返している手前、流れたら求心力は地の底に落ちる。メモリアルデーをにらみ、永田町では臆測が飛び交っている。

「下駄の雪だの、同じ穴のムジナだの揶揄されている公明党が最後は自民党に譲歩し、会期末(6月23日)ギリギリに強行採決。となれば立憲民主党を中心とする野党は黙っていられないので、内閣不信任決議案を提出するものの、自公が数の力で否決する。ここまでは見慣れた光景ですが、岸田首相が世論対策で人事を前倒しする可能性は大。それでも失速が止まらなければ、9月の党総裁選での再選は厳しい。退陣が現実味を帯びる。政権発足1000日を迎える6月29日がひとつの節目になるとみられています」(官邸事情通)

■戦後首相で7人だけ

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  3. 3

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 4

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  5. 5

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  1. 6

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  2. 7

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  3. 8

    神宮再開発「新秩父宮ラグビー場」公聴会で大混乱…小池都政の横暴に都庁では徹夜で抗議

  4. 9

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  5. 10

    宮城県知事選は現職辛勝も“デマ拡散”に大苦戦…参政党も便乗「いったもん勝ち」SNS選挙の恐怖

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々