維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?
「ゆ党」の本領発揮だ。
新年度予算案が4日、衆院本会議で修正された上で可決され、参院に送付された。自公に加え、高校授業料無償化などで与党と合意した日本維新の会が賛成。前原誠司共同代表は「少数与党の中、政策実現と引き換えに大局的に判断した」と神妙だったが、「果実」を得たことに内心は万々歳なのだろう。
ところが、足元はガタガタだ。
「昨年末に吉村大阪府知事と前原さんの2代表体制となったばかりですが、内部はゴタゴタの連続です。先月末、高校無償化と引き換えに予算案に賛成する方針を固めた際、両院議員総会で柳ケ瀬裕文参院議員が反対を表明。さらに、『103万円の壁』の見直しを巡っても、会社員の課税最低限を160万円に引き上げる与党案を受け入れましたが、こちらも異論が噴出し、役員会で2人が反対に回った。柳ケ瀬さんの盟友で浪人中の音喜多駿前政調会長もSNSで強く反対。『政局以外に賛成する理由がない』と投稿し、執行部を批判しています」(維新関係者)
■もはや“下駄の雪”