維新は予算案賛成で万々歳のはずが…ゴタゴタ続きで崩壊へ秒読み 衆院通過の自民はニンマリ?

公開日: 更新日:

 かねて維新は「大阪組vs東京組」や、現執行部と馬場伸幸前代表の一派といった構図による軋轢が指摘されてきた。予算案への対応を巡るいざこざで、分裂騒動に拍車がかかりかねない状況だ。「先月末、反執行部の複数議員が馬場さんの国会事務所で面会。今後の身の振り方を協議したと囁かれている」(同前)という。

 この状況に、自民はニンマリしているに違いない。

「少数与党の中で、自民が最も恐れているのは野党が結束する展開でした。不信任案を提出されたら、野党の賛成多数で可決してしまい、石破首相は退陣か解散総選挙を迫られるからです。ところが、野党がバラバラの上、野党第2党の維新は内部崩壊の危機です。この先、維新は政府・与党に付き従うしかないでしょう。高校無償化のみならず、肝いりの大阪・関西万博でも政府の協力が必要ですからね。不信任案に賛成することもないはずです」(官邸事情通)

 もはや、「ゆ党」ですらなく“下駄の雪”――。早くも連立入りなんて展開も指摘されている。しかし、裏金自民と握る政党の未来は目に見えている。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?