差別横断幕だけじゃない 問題続きだったJ浦和の過激サポ

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 J1浦和のサポーター集団が「JAPANESE ONLY」(日本人以外はお断り)の横断幕を掲げた問題でJリーグは13日、浦和に「けん責」「無観客試合の開催(23日の清水戦)」の制裁を加えると発表した。

 コトの起こりは8日の鳥栖戦(埼玉スタジアム)の試合前。熱烈サポーターの多い「209ゲート」に問題の横断幕が掲げられ、一般サポーターが関係者に「人種差別。放置すべきではない」と要請した。

 しかし、浦和は試合終了まで撤去せず、「撤去までに時間がかかり、差別を容認したと受け止められるような対応があった」と全面的に非を認め、淵田社長の役員報酬自主返納、横断幕を掲げた男性らが所属するサポーター集団に無期限の活動停止、所属メンバー全員に無期限の入場禁止処分とした。

■10年前には差別発言で制裁金

 今回の問題、「浦和では珍しくない」の声が根強い。5年前、浦和に韓国人選手獲得情報が流れた際には、「日本人」の横断幕が掲げられた。10年には仙台所属の北朝鮮代表MF梁勇基への差別発言事件を起こし、サポーターの管理不行き届きでクラブは制裁金500万円を科せられている。

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