ショット精度は「残り距離比率」でチェック
プラス・マイナスの評価はゴルファーの腕前によって異なるが、一つの指針となるのが「残り距離比率」だ。例えば、残り100ヤード地点から打って、カップまで10ヤードに寄せれば「残り距離比率」は10%。150ヤード地点から打ってカップまで15ヤードに寄せれば、この場合も「残り距離比率」は10%となる。対して、残り100ヤード地点からカップまで5ヤードに寄せれば、「残り距離比率」は5%となる。こういうふうに計算すると、残り距離に応じてショットの精度が正確にチェックできる。パーオン率よりもスコアメークの指標になるし、そのゴルファーのセカンド(グリーンを狙うショット)の本当の実力を見極められる。アマチュアの場合、カップまで100~150ヤードでの「残り距離比率」10%がスコアメークの目安になるし、スコアと最も関連性が高い。
ゴルフは確率のゲーム。本気でシングル入りを目指すならば、セカンドの残り距離と「残り距離比率」をスコアカードに記録してみてはいかがだろうか。
(ゴルフライター・マーク金井)