フォーム矯正にはスローモーション素振りが最適
先週の世界ゴルフ選手権ブリヂストン招待では、ローリー・マキロイが最終日に66のスコアを叩き出し、通算15アンダーで逆転優勝。マキロイの優勝は7月の全英オープンから今季2勝目。これにより世界ランクも1位に返り咲いた。
マキロイのスイングはユーチューブなどでチェックできるが、見れば見るほどスイングに緩みがない。テークバックしかり、ダウンスイングしかり、フォローしかり、フィニッシュしかり。筋肉を弛緩させることなく、体の大きな筋肉を大胆に使ってスイングしている。我々アマチュアが簡単に真似できるモノではないが、緩みのなさは大いに参考になる。
では、どうすればマキロイのように緩まないで振り切れるのか? スイングを本気で変えたいと思うならば、ビデオのスロー再生のようにスイングを5~10秒ぐらいかけてゆっくり振ってボールを打つのがいい。
ツアープロもよくやっているが、非常にゆっくり動くと、一つ一の動きを意識しながらスイングできる。スイングの軌道やフェースの向き、そして体の使い方をチェックしながらスイングできる。加えて、スローモーションで動くためには、体幹と末端の連動性、全身の筋肉を締めて使うことが求められる。連動性が悪かったり、筋肉が緩んでしまうとバランスが崩れてしまうからだ。