矢野が日ハムへ “宝の山”巨人二軍でトレード活発化の裏事情
巨人の矢野謙次(34)、須永英輝(29)と日本ハムの矢貫俊之(31)、北篤(26)の2対2の交換トレードが成立したことが10日、両球団から発表された。
巨人13年目の矢野は、13年に球団新記録の「代打安打19」を叩き出すなど、主に代打の切り札として活躍。巨人ファンからは高橋由、坂本と並ぶ絶大な人気を誇ってきた。
二軍調整中だったが、外野の層の厚い巨人から他球団に移籍すれば、出場機会を得られる可能性が高い。人気の生え抜き選手に対し、広報部長時代から選手の信望が厚い堤辰佳GM(49)が最大限の配慮をしたとみられる。
日本ハムは主力の陽岱鋼が5月に故障で離脱し、ハーミッダも8日に故障で登録を抹消。外野手が手薄な事情があり、代打の切り札としての期待もかかる。矢野は巨人の公式サイトを通じ、「13年間育てていただき、巨人軍には感謝の気持ちでいっぱいです。ここで身につけた力をファイターズでも活かせるよう頑張ります」とコメントした。
これから各球団の動きが活性化しそうだ。巨人の二軍は宝の山。特に外野手と投手は人材があふれ返っている。あるチーム関係者がこう言う。