貧打深刻の巨人 主力からは内田二軍打撃コーチ“待望論”噴出
21日の阪神戦、終盤に逆転を食らって連敗を喫した巨人は、ゼロ封された前日に続き、この日もわずか1得点。プロ初登板初先発となった阪神ドラ1左腕の横山を打ちあぐねた。8点取ったカード初戦で流れが変わるかと期待されたが、貧打は相変わらずである。
チーム打率.235、21本塁打、137得点はいずれもリーグ4位。当然、個人成績も低調だ。規定打席に到達している中では、打率・247でリーグ18位の井端がチームのトップ。4番の坂本は.213でリーグワースト2位という体たらくである。打順をいじり、4番をコロコロと替え、フランシスコという新外国人を獲得しても、カンフル剤にならず。就任したばかりの新GMが、名刺代わりのトレードに動くなんて情報もあるにはあるが、チーム内ではこんな声が聞かれ始めた。ある選手が言う。
「今年もコーチが交代するんじゃないか、なんて話になっている。昨年も交流戦開幕のこの時期にバッテリーコーチが外された。今年は打撃担当ではないかってね」
■清水コーチは戦々恐々?
波に乗り切れなかった昨年の7月、原監督の不満がバッテリー担当に向けられ、一軍の吉原コーチと二軍の秦コーチが入れ替えられた。シーズン終了後に橋上打撃コーチ(現楽天ヘッドコーチ)が退団。こちらは貧打の責任を取らされた格好となった。さるチーム関係者が後を引き取る。