来日5年で5億円超え イ・ボミ「巨額賞金」知られざる使い道

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 国内ゴルフツアーの歴史を塗り替えた。

 22日の大王製紙エリエール・レディスで今季7勝目を挙げたイ・ボミ(27=韓国)の今季獲得賞金額が2億2581万7057円に到達。01年に伊沢利光がマークした2億1793万4583円を上回った。

 女子最高どころか、男子も抜き、日本ツアー歴代最高賞金獲得者として名を残すことになったイ・ボミは、来日5年間で実に5億3000万円超のジャパンマネーを手にしている。

「日本で稼いだ賞金を使った最も大きい買い物は故郷の韓国京畿道・水原市内の一等地にそびえ立つ8階建てのビルでしょうね。水原はソウルから車で40分ほどの距離にある京畿道最大の市。13年にイ・ボミが購入したこのビルは5億円とも6億円ともいわれています」(韓国マスコミ関係者)

 3階から8階が有料駐車場になっているビルには、日本でも人気のシミュレーションゴルフのほか、姉妹がオーナーを務める美容室やネイルサロンも併設されている。

「14年に他界した父に代わって、イ・ボミが母と3人の姉妹の生活を支えているわけです。父の勧めで12歳からゴルフを始めたイ・ボミをここまでするのに、両親は相当お金に苦労した。父方、母方の親族や知人、友人にもかなりの援助をしてもらったそうですから、家族を養うだけではなく、お世話になったそういう人たちにも恩を返し続けていると聞きます。有名な話ですが、亡くなった父はイ・ボミに3つの遺言を残した。1つは日本で賞金女王になること、2つ目が韓日の懸け橋になること、最後が母親の言うことを聞くこと。その母親は、韓国のキリスト教カトリックの天主教の熱心な信者として知られ、布教活動に力を入れている。一説にはイ・ボミの年収の1割を教会に寄付しているそうで、イ・ボミ本人も慈善活動には熱心。いずれは、本格的に韓国ジュニアゴルファーの育成に乗り出す意向もあります」(同)

 年間獲得賞金2億円で満足するわけにはいかない。

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