大相撲 人気力士丸わかり名鑑
-
獅司はレスリングスタイルから脱却したウクライナ人関取第1号 両親には欠かさず仕送りの一面も
27歳と決して若くはない。しかし、相撲をまともに始めたのが21歳なのだから、まだまだ伸びしろはあるのではないか。 ウクライナでは当初レスリングに熱中し、相撲と出合ったのは15歳。その後は国際…
-
白熊優太は後輩・大の里を支えるスイーツ名人…中学時代から相撲留学、両親には敬語
ほんわかした見た目と口調。いかにも童話などに出てくる「くまさん」を彷彿させるが、しこ名は「北海の白熊」とあだ名された元大関・北天佑が由来だ。 弟弟子の大の里とは、中学から日体大まで同じ時間を…
-
阿武剋一弘は日本語を1年でマスターしたモンゴルの神童…好きな女性のタイプはまさかの「国民的人気熟女」
最短距離で新入幕を果たした。 日体大4年時に学生横綱に輝き、昨年11月場所、幕下付け出し15枚目で土俵デビュー。5場所連続勝ち越し、十両もわずか2場所で通過した。 「立ち合いから一気に…
-
時疾風秀喜 東農大卒業寸前に鎌首もたげた「相撲熱」宮城県出身27年ぶり新入幕
迷いに迷った末、プロの門を叩いた。 幼少期から地元の相撲道場に通っていたが、同時にバレーボールやサッカーにも熱中。相撲自体はそれほど好きではなかったという。 それでも素質を強豪・東農…
-
欧勝馬出気は朝青龍のコネで来日 “攻めのはたき込み”を可能にするレスリング仕込みの低体勢
大相撲にはさまざまな決まり手があるが、「はたき込み」ほど物議を醸すものはない。 両の手のひらで相手を上からはたき付け、土俵に這わせるのが目的の技。相手が落ちなければ、懐に呼び込んでしまい、一…
-
今場所新入幕の尊富士は心身兼ねそろえたマッチョマン…前相撲から負け越しナシ
大柄ではないがパワーは強く、ベンチプレスはMAX220キロ。トレーニングのやり過ぎで肩を壊したことがあり、先場所は兄弟子の横綱照ノ富士に、「上半身のトレーニングはやめろ。四股とすり足だけやれ」と命じ…
-
島津海は「南国の叩き上げ」…12年前に入門し27歳で新入幕、ようやく花開く
年齢を考えれば、むしろこれからの力士だ。 入門は12年前の2012年。相撲の盛んな種子島に生まれたものの、中学時代はバスケに熱中するなど、当初はプロ入りには興味がなかった。 しかし、…
-
実家が被災した大の里泰輝は「横綱3度」の相撲エリート…白鵬も欲しがった数十年に一人の逸材
角界では「数十年に一人の逸材」と評判だ。 相撲が盛んな石川県津幡町に生まれ、北陸でも相撲強豪校として知られる糸魚川市立能生中、新潟県立海洋高に相撲留学。日体大では学生横綱1回、アマチュア横綱…
-
新入幕・東白龍は長く悩んだ「あと一歩」にようやく届く…それでも課題は勝負弱さの克服
派手さはないが、実力はある。 翔猿や剣翔、千代大龍らさまざまな力士を輩出した葛飾白鳥相撲教室出身。子供の頃から体が大きかったが、当時の憧れは4歳年上で小兵の翔猿。土俵内を所狭しと動き回って相…
-
美ノ海が克服した実弟・木崎海「負傷引退」のトラウマ 17年ぶりの琉球幕内力士に
無念にも道半ばで引退した弟の分まで、出世できるか。 沖縄の相撲一家に生まれ、物心ついたときから土俵に慣れ親しんだ。幼少期から中部農林高で監督を務めるおじに鍛えられると、相撲留学した鳥取城北で…
-
新入幕の狼雅は「白鵬杯」の看板を見て運命が変わった 外国人力士として初の高校横綱に
モンゴル人の父とロシア人の母を持ち、ロシア連邦を構成するトゥバ共和国出身。子供の頃はロシアで警察官になるのが夢だったが、中学時代に父の祖国、モンゴルに移住。レスリングや柔道などに励み、常にトップクラ…
-
豪ノ山登輝の「元大関・出島以上のパワー」は上位力士をも脅かす
アマチュア時代はそこまで名の知れた力士ではなかった。小学校1年時から相撲を始め、相撲強豪校の埼玉栄を経て中央大学に進学。大会でも上位に進出はすれど優勝経験はなく、大学4年の全国学生相撲選手権で準優勝…
-
湘南乃海桃太郎は野球少年「エースで4番」の叩き上げ 十両をわずか3場所で通過
かつての野球少年が目指すものとは──。 野球経験者の父と祖父の薫陶を受けて育ち、中学生まで野球一本。将来の夢はプロ野球選手。「エースで4番」として活躍し、野球強豪高から推薦の声もあったという…
-
伯桜鵬哲也「令和の怪物」の落とし穴…相撲技術はベテラン並みもパワー不足がネック
名前を聞いてピンとこなくても、改名前の「落合」のしこ名を聞けば思い当たるファンも多いのではないか。 相撲強豪校の鳥取城北2、3年時に高校横綱に輝き、学生・社会人関係なく相撲日本一を決める全日…
-
武将山虎太郎は「三歩進んで二歩下がる」コツコツの苦労人、部屋には薫陶を受ける力士も
苦節10年目、悲願の新入幕を果たした。 師匠の藤島親方(元大関武双山)の父が教える「水戸尾曽相撲道場」で本格的に相撲を始め、順調に成長。勧誘されて進学した相撲名門校・埼玉栄高ではキャプテンを…
-
北青鵬治は抜群の才能を生かし切れていない白鵬の内弟子
素質・才能だけでどこまで通用するか……。 入門当初から身長が2メートル近くあり、「怪物級」と前評判が高かった横綱白鵬(現宮城野親方)の内弟子。生まれはモンゴルだが5歳で札幌に移住。札幌巡業中…
-
“若手ナンバーワン”金峰山晴樹は朝青龍も認める「カザフスタンの怪物」
潜在能力は「若手ナンバーワン」ともっぱらだ。 世界最大の内陸国、中央アジアに位置するカザフスタン出身。母国では柔道に励んでいたが、たまたま現地を視察していた元横綱朝青龍の目に留まり、「相撲を…
-
熱海富士朔太郎は無名から化けた期待の新鋭 感情さえコントロールできれば出世間違いなし
高校時代は無名だったと言われても、信じる者は少ないだろう。 2020年11月場所で初土俵を踏み、今場所新入幕。年6場所制以降、前相撲から12場所での入幕は、元大関小錦、元横綱朝青龍と並ぶ史上…
-
平戸海雄貴は近年では珍しくなった中卒力士 その並外れた努力と根性
体格に恵まれているわけではない。天性の素質があるわけでもない。しかし、気力と根性だけは誰にも負けない。 【写真】この記事の関連写真を見る(11枚) 近年、めっきり減った中卒力士。地元の…
-
水戸龍聖之は入門した部屋が悪かった? 天賦の才生かせず稽古嫌いに
「別の部屋に入っていれば……」 そう思う関係者は決して少なくない。 【写真】この記事の関連写真を見る(11枚) モンゴルから相撲強豪校の鳥取城北高に留学し、日大相撲部ではアマチュ…