堤オーナーに溺愛されて 清原容疑者の“やりたい放題”伝説
西武グループの「天皇」といわれた堤オーナーの庇護のもと、清原は酒もたばこもオンナもやりたい放題。90年オフに当時、史上最年少の23歳で1億円プレーヤーになったのも堤オーナーの意向が大きかった。
その溺愛ぶりはグラウンド外にとどまらない。さる事情通氏によれば「試合での起用に関してもオーナーから注文が付いたことがあった。打順の問題かそれ以外かは忘れたが、ある試合の起用法が逆鱗に触れた。試合中だというのにベンチ裏の電話を鳴らし、ものすごいけんまくで首脳陣を怒鳴りつけた」という。
清原はいきおい増長し、首脳陣の言うことにすら耳を傾けなくなっていく。
ある日のデーゲームでは酒の臭いをプンプンさせながら球場入り。首脳陣がとがめても、「僕は寝なくても大丈夫なんです」と開き直った。
チャンスに併殺打で凡退した直後なのに、相手の選手とニヤニヤしながら談笑。見るに見かねて注意したコーチを逆に睨みつけたこともある。技術的な指摘に対しても、フンという態度を取ることが多かった。