不振の阪神鳥谷に恩師がエール 「記録より調整も選択肢」
――打順は8番に落ちました。
「テレビ中継を見ていても、表情に輝きがないなと。ケガをしていないんなら、ちょっと考えすぎているんかなぁ……。メンタル的にも、つらい部分はあると思うけど、試合に出る以上は(打順)降格をマイナスに受け止めたらアカン。前向きに、少しずつ調子を上げていくようにね。若い選手は彼の背中を見ているんだから」
――連続試合出場の是非も聞かれるようになってきました。
「難しい選択になると思いますが、鳥谷個人の問題だけじゃない。悪い調子が続くようなら、チームも大事な時期だし、記録が途切れたとしても、調子を整えるという選択肢もあると思う。金本監督は現役時代に骨折しても試合に出続けた。鳥谷の思いを自分に置き換えると、最も外しにくい監督のはず。鳥谷の方から切り出す必要があるでしょうね。鳥谷はチームプレーを大事にしてきたし、自分のためだけにやるような選手じゃない。記録が途切れるのは残念だけど、今までの疲労も蓄積しているだろうし……。ベンチもファンも期待してくれているはずですから、彼らしい姿に戻ってくれたら、という思いです」