虎ファンと金本監督安堵…主将・鳥谷大当たりで雑音封じ
虎の主将が大当たりだ。
22日の広島戦で、5番に座った鳥谷が今季初本塁打を含む2安打6打点(2犠飛)の大活躍で勝利に貢献。「チャンスだったので思い切りいった。勝てたのがよかった」と話した。
昨オフ、就任直後の金本監督に監督室へ呼ばれ、「おまえが変わらないとチームは変わらない。すべてが物足りな過ぎる。数字、気持ち、言葉、すべてにおいてもっと前面に出せ」と、伝えられた。キャンプでは率先してチームを鼓舞し、「野手MVP」にも選ばれたが、開幕から大不振に悩まされていた。
「試合開始前までの打率は・205、0本塁打、6打点。長打力アップを図るため、金本監督の指導により、以前の右足を上げる打法に戻したが、タイミングを取るのに苦労している様子だった。打撃不振が影響してか、自慢の守備でもミスが目立っていた。ただ、この日の本塁打は力強いスイングだった。徐々にだが、タイミングが合うようになってきたのだろう」(他球団スコアラー)
鳥谷は現在、歴代3位の1632試合連続試合出場中。今季、全試合に出続ければ、来季開幕直後に歴代2位の金本監督の1766試合の記録を追い抜くことになる。