WBCで来日のスカウト仰天 大谷の打撃はボンズ級の完成度
このスカウトが評価したのは、大谷の打つポイントが他の選手と比べて捕手寄りにある点。球をギリギリまで引き付けたうえで、バットの軌道が最短距離でボールをとらえていたという。
メジャーは打者の手元で動く速球が主体。ツーシームやカッターが主流で、日本人投手が多投するフォーシームという素直なストレートは珍しいくらい。それだけに打者は投球を手元まで引き付け、見極める必要があるとか。大谷は打つポイントが近いからこそ、メジャーの投手にも対応できると、そのスカウトは確信したのだろう。米球界でポイントの近い代表的な打者は、シーズン73本塁打のメジャー記録を持つバリー・ボンズだという。
メジャーのスカウトから打撃を絶賛された大谷は前日に続き、15日のDeNA戦も「3番・DH」でスタメン出場した。3打数無安打だったが、バッティングの感覚は徐々によくなっているという。