援護なく敗戦…G宮国の伸び悩み6年は「コーチの責任」
巨人の宮国椋丞(25)が27日の広島戦で、14年秋以来934日ぶりの先発マウンドに上がった。
6回3安打1失点。無四球の81球だったが、援護なく敗戦投手となった。
「いい感じで試合に入ることができた。テンポ良く投げられた要因だと思う」とコメント。今季は好調だったが、開幕ローテーション入りを逃し、中継ぎ起用となっていた。高木勇が故障で離脱したため、巡ってきたチャンスでまずまずの投球を見せた。
入団当初、コーチ歴30年超の名伯楽・小谷現巡回投手コーチに「初めて自分の理想を体現できる投手に会った」と言わしめた“天才”。「この子を育てられなかったらコーチの責任」と当時の首脳陣が口を揃えた逸材だ。それが今季で7年目を迎える。巨人OBの評論家、高橋善正氏がこう言う。
「13年に開幕投手まで務めるほど期待された投手。それが、見るたびに投球フォームが変わっている時期があった。これまで関わったコーチの責任はあるでしょう。入団当初の小谷コーチが今季から復帰したことが好調につながっているのかもしれない。彼にとっては父親のような存在ですから」