連続スタメン落ちで打線沈黙…巨人“阿部依存”の不安的中
巨人が阪神に負け越した。23日、阿部慎之助(38)が前日に続いて2試合連続でスタメンから外れ、「4番・一塁」には村田が入った。阿部は六回2死一、三塁の好機に代打で登場したものの、三振に倒れた。打線は10安打を放ちながら10残塁の拙攻。わずか1得点では苦しい。阿部は現在、打点(23)、本塁打(5)の2冠で、打率(.365)は2位。ほぼ三冠王の位置につける阿部がいない打線は明らかに迫力不足である。前日は「休養」(村田ヘッドコーチ)だったが、阪神の先発が左腕が続いたとはいえ、2試合連続欠場は不可解だ。
代打で出場したため、重症ではないにせよ、周辺によると、「下半身のハリ」という。巨人の関係者が恐れていたことが、まさにこれなのだ。
「最近3年は必ず故障で離脱している。14年は首、15年は右脚、16年は右肩。13年以来、1シーズンを乗り切ったことがない。高橋監督1年目の昨年は独自調整が認められたキャンプも、今年は特別扱いを剥奪されたため、キャンプの紅白戦も出ずっぱり。近年では異例のこと。早めに仕上げているから開幕から神懸かったように打ちまくっているけど、チーム内では『いつまで続くか』『キャンプから飛ばしているけど、まだ大丈夫なの?』とヒヤヒヤしながら見ていた。やっぱりなという感じがします」(チーム関係者)