高校ラグビー決勝戦で話題に 各地の「桐蔭」の由来は?
高校ラグビーの決勝は大阪桐蔭と桐蔭学園の“桐蔭”対決で話題を集めた。大阪桐蔭が胸のすくトライで初優勝を決めたが、「兄弟校か?」「桐蔭ってどういう意味?」とモヤモヤした人もいるだろう。
結論からいうと、兄弟校ではない。「両校は何の関係もございません」とは、大阪桐蔭高校の事務局の担当者だ。
では「桐蔭」の由来や意味は。
「桐蔭の由来は、学校法人大阪産業大学の学園章の桐(きり)です。また“鳳凰(ほうおう)が桐の陰(かげ)に宿る”という故事にちなんで、優秀な生徒が集う学舎をイメージして使用しています」(同担当者)
桐蔭学園はHPに「校章は五三の桐で、歴代理事長の母校、旧制東京高等師範学校(現・筑波大学)の校章にちなむ。鳳凰がその力を養うのが桐樹の蔭。緑の高台に陽光を浴びて白亜の校舎が点在し、その間に広がる広大なグラウンドは、まさに桐樹の蔭」と記す。
つまり、由来(大学の校章)と意味(鳳凰が桐の陰に宿る)は両校とも同じなのだ。