MLB新ルールにダルは反論 不正投球蔓延は投手コーチが元凶

公開日: 更新日:

 MLBがようやく重い腰を上げた。これまで公然の秘密として黙認してきた不正投球にメスを入れるというのだ。

 スポーツ専門局ESPN(電子版)が日本時間6日に報じたところによれば、今月中旬にも投手による滑り止めの使用を取り締まる新たなルールを適用するという。

 かねてメジャーの投手の間では、滑りやすいボールを操るため、マツヤニやサンオイルなどを指に塗る不正が横行してきた。ロージン以外の粘着物を塗ることで、制球力が増す上に、スピン量も上がるため、多くの投手が不正投球に手を染めてきた。

■新ルールにダルは真っ向から反論したが

 それがバレれば出場停止などの処分を受けるが、新たに厳しいルールを設けるというのだ。これにパドレス・ダルビッシュ有(34)が噛みついた。

 ダルは自身のSNSで「ボールに問題があるってMLBはわかってんのにお金のためかずっと滑りまくるボールを提供してくる。わかってるんやからそっちを先にどうにかしましょう」と、大リーグ公認球の質の向上をリクエスト。さらに、打者は飛距離の出るボールやフライボール革命の恩恵を受けてきたことを挙げ、「(投手は)みんな(投球データを解析する)ラプソードとか使って研究して良くなったらこれ」と、投手に不利なルールの厳格化に真っ向から反論した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇