低迷続く渋野日向子の現在地…復活か“ただの女子プロ”かの「岐路に立っている」と評論家
「パット不振により成績低迷に陥る選手は昔から多い。パットが入らなくなるとショットに負担がかかるからです。それでもパットは動きが小さいから修正しやすく、復調のきっかけをつかみやすい。しかし渋野の場合は逆で、そもそもスイング改造によるショット不振が原因でピンそばにつけられず、グリーンを外した時のアプローチも寄らずパットに緊張を強いられるシーンが多い。同じ修正するにしても、ショットはパットに比べて体の動きが大きく、筋肉の使い方、スイング軌道、体のバランス、クラブ選びなど、複雑な要素が絡み合って修正には時間がかかり、簡単ではありません」
2019年の全英女子オープンに勝って帰国した時は、ギャラリーの声援をエネルギーに変えて、手が付けられないほどの勢いがあった。今ではそれが重荷になって、焦りにつながるなど悪循環に陥っている。多くの女子プロにとって、“怖い存在”ではなくなりつつある。