【defy description】筆舌に尽くし難い、言葉で表現できないことが続く大谷
6月の大谷翔平の嵐のような活躍ぶりに、米メディアも表現する言葉がなくなったか。
先月は27試合すべてに先発出場し、打者として打率.394、15本塁打、29打点、4盗塁。月間15本塁打は球団新記録にして日本人選手最多という爆発ぶりで、自身3度目の月間MVPに輝いた。
これまで、「Amazing(素晴らしい)」「he is not human(人間技ではない)」「unreal(現実とは思えない)」「otherworldly(別世界の、異次元の)」「incredible(信じられない)」などの美辞麗句を駆使してきた米メディアの記者たちも、ついに「defy description(筆舌に尽くし難い、言葉で表現できない)」という究極の表現を使い始めた。地元紙の「オレンジ・カウンティー・レジスター」も記事の冒頭から「As Shohei Ohtani continues to defy description(筆舌に尽くし難いことが続く大谷)」という枕ことばを使っていた。
“Description”は「表現」「描写」「説明」「品種」「形容」といった意味があり、“defy”は「反抗する」「逆らう」「無視する」「挑戦する」といった動詞だ。メディアもお手上げ状態というわけである。