巨人ドラ1浅野「一軍初昇格」原監督の皮算用…7月合流は2007年坂本抜擢と同じ「期待度」
黄金ルーキーがいよいよ初昇格だ。
7日のDeNA戦から一軍に昇格する巨人のドラフト1位・浅野翔吾(18)が昨6日、イースタンリーグのロッテ戦に「1番・中堅」でスタメン出場。3打数無安打1打点で四回裏の守備から交代した。
1年目の今季はイースタンリーグで打率.240、4本塁打、20打点。6月に限れば、同.286、1本塁打、4打点と調子を上げている。6月30日に一軍の試合前練習に初めて参加。8本のサク越えを見守った原辰徳監督(64)は「だいぶ成長しているね。話をしても一日を大事に使っている。いろんな意味で刺激になってくれれば」と目を細めていた。その後、今月2日のファームの日本ハム戦で4号満塁弾を放ち、初昇格にゴーサインが出た。
さる巨人OBがこう言う。
「高卒1位の鳴り物入り新人野手を早めに一軍に昇格させ、雰囲気を経験させた上で、2年目以降につなげてもらう。これは巨人や原監督のやり方。別格だった松井秀喜は5月のGW中だったけど、大田泰示(現DeNA)は6月半ばで、坂本勇人は浅野と同時期の7月でした。今回は二軍首脳陣の推薦とはいえ、原監督はキャンプ以来、浅野はどうした? と動向を気にかけていた。原監督の周囲への若手起用のアピールが続く中、ドラ1新人は若手有望株の筆頭。『ラストピース』ともっぱらです。『刺激にして』と言っている原監督も、すぐに戦力としてアテにしているわけではないだろうけど、球団としても、この一軍昇格は、来季以降の明るい材料になりますから」