原発
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河野太郎デジタル相は強調も「データセンターのために原発必要」は世界の非常識…古賀茂明氏が喝破
自民党総裁選に出馬表明した河野太郎デジタル相が「脱原発」を封印して変節。原発の新増設の必要性にまで踏み込んだ。その理由として、「データセンターとAIで電力需要が跳ね上がる。再生可能エネルギーを2倍のペースで入れても、原子炉を再稼働し...
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岸田首相が残す「原発再稼働」という負のレガシー…任期終了まで“延命”を政策で後押し
岸田首相の総裁任期満了まで、30日で残り1カ月。「任期終了まで国内外の課題への対応に全力を尽くす」と鼻息荒いが、「負のレガシー」を残してもらっては困る。原発の再稼働をめぐる問題だ。 原子力規制委員会は28日、日本原子力発電(...
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東電福島原発がようやくデブリ取り出し作業開始も…ささやかれる《今世紀中に廃炉は無理》の必然
東京電力が21日にも、福島第一原子力発電所2号機で溶け落ちた核燃料(デブリ)の取り出し作業を始めると報じられ、SNS上で《やっと?》《ようやく?》などと話題となっている。 2011年3月に発生した福島原発事故では、東電は当初...
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「予知」が無理でもやることは山のようにあるだろう 政府も地震学者も「やっているふり」
「列島を震撼させた南海トラフの臨時情報。「予知」は無理で、「注意喚起」がせいぜいらしいが、だとしたら、せめて原発停止と避難所の充実に予算を取って欲しいものだ。能登で思い知らされた地震大国の被災者切り捨てはそのままだ。 ◇ ...
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この政権に国民の命が守れるのか 震度6が当たり前になってきた列島の今後
また地震だ。それも震度6弱。大きい──。深夜の速報に、震源地近くの住民じゃなくとも不安にかられた人は少なくないだろう。 17日午後11時すぎに発生した、愛媛県と大分県に挟まれる豊後水道を震源とする地震。震源の深さは39キロ、...
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トリチウムの除染に成功したものの…共同研究者が明かした懸念と新たなアイデア
この先、数十年も海に放出され続ける福島第1原発のALPS処理水。中に含まれる放射性物質トリチウムを「分離・回収する装置の開発に成功」と近畿大学の研究チームが発表したのは、2018年6月のことだ。 トリチウムを含んだ水と通常の...
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「トリチウム水」を分離する装置 関係者の多くが期待した画期的な技術
間もなく5カ月が経つ。昨年8月、政府・東電が地元関係者との約束を反故にし、福島第1原発にたまる放射性物質トリチウムを含んだ「処理水」の海洋放出を強行。元の汚染水は今なお1日約90トンのペースで増え続け、海洋放出はイタチごっこだ。政府...
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繰り返される悲劇と不安 この地震大国で自民党政権では命がいくつあっても足りゃしない
能登半島地震は12日で発生から12日目。政府は11日ようやく「激甚災害」に指定したが、半島という地形や道路が隆起や陥没で機能不全に陥っていることを差し引いても、政府の対応は遅いと誰もが感じているのではないか。 被災者の生活は...
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石川・志賀原発「情報誤発表&訂正」のお粗末…北陸電力そして政府に渦巻く不信と不安
能登半島地震が直撃した北陸電力「志賀原発」(石川県志賀町=停止中)の情報発信が迷走を極めている。発生翌日の2日には「(敷地内にある)水位計に有意な変動はない」と説明していたが、9日に約1~3メートルの津波が複数回、発電所に到達してい...
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信用できない北陸電力の「問題ない」…よぎる25年前、志賀原発の重大事故隠蔽工作
能登半島地震が直撃した北陸電力志賀原発(石川県志賀町=停止中)は連日、不具合が発表されている。▽使用済み燃料プールの水が大量にこぼれる▽冷却ポンプが一時停止▽変圧器破損による大量の油漏れ……と枚挙にいとまがない。 北陸電力は...
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ジャーナリスト青木美希氏が100人超の取材で辿り着いた結論「首相が決断すれば原発は止められる」
昨年から今年にかけ、日本の原発政策が大きく変わった。できる限り減らすとしていたものが、脱炭素を旗印に新増設まで容認され、COP28(国連気候変動会議)では「2050年までに世界の原発容量を3倍にする」という宣言に賛同した。福島原発か...
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エィミ・ツジモト氏が明かした日米の闇「トモダチ作戦に従事した米兵の被ばくを日本は黙殺した」
東日本大震災時の米軍の被災者救援活動をめぐる不都合な真実を明らかにした「隠されたトモダチ作戦」(えにし書房)が先月、出版された。作戦に従事した海軍の原子力空母ロナルド・レーガンの乗組員らは、東京電力福島第1原発事故の影響で被ばくし、...
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中国禁輸に対抗し岸田政権が旗振るも…日本産水産物「食べて応援!」大合唱のアベコベ
「食べて応援!」の大合唱だ。東京電力福島第1原発で発生したALPS処理水の海洋放出をめぐって8日、衆参両院で経産委員会と農水委員会の連合審査会が開かれた。放出を強行した岸田政権は国を挙げて日本産水産物の消費キャンペーンを打っているが、...
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野村農水相は「汚染水」の言い間違えを謝罪したが、重要なのはそこじゃないのでは?
『言い間違えたことを全面的に謝罪する』(野村哲郎・参議院議員・農林水産大臣・自民党) 8月31日のNHK NEWS WEBの記事によれば、 『野村農林水産大臣は東京電力福島第一原発にたまる処理水を中国が使う「汚染水」と発...
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原発処理水を飲んだ政務官は今も健在 デマには事実できちんと対抗すべき
私は、今回の原発処理水の放出は愚策だと思う。もちろん、処理水の安全性はIAEA(国際原子力機関)も認めている。 しかし、わが国として、処理水を地上にためておく余地はまだあり、その上で、国力を挙げてトリチウム除去の技術開発を追...
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すでに1400億円…海洋放出強行の高すぎた代償 中国の“日本パッシング”でコストは青天井!
中国に足元を見られている。岸田首相は5日、ASEAN(東南アジア諸国連合)関連首脳会議とG20サミットに参加するためインドネシアへ出発。それに先立ち、岸田首相は官邸で記者団に「現状、中国との対面の会談は決まってはいない」と明かした。...
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世界も本音は呆れている「処理水放出」日本が失ったとてつもないもの
東京電力福島第1原発の処理水放出で、中国が日本産海産物の全面禁輸を決めたことに対し、日本側も反発を強めている。 自民党の麻生副総裁は3日、仙台市で講演し、中国の対応を「明らかに政治の話で、科学的な話でも何でもないことははっき...
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おかしな言論統制に唯々諾々の大メディア 野村農水相「汚染水」発言撤回の世も末
野村哲郎農林水産大臣の“言い間違え”が大騒ぎになっている。 野村は8月31日、首相官邸で開かれた会議に出席後、記者団から会議内容について問われると、「汚染水のその後の評価等について情報交換した」と発言。海洋放出している東京電...
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岸田首相アピール「刺し身ランチ動画」は空振りに…肝心の海外向けは再生回数が低空飛行
東京電力福島第1原発で発生する汚染水の海洋放出を巡る国内外の不安は、収まる気配が見えない。岸田首相は連日、官邸や自身のX(旧ツイッター)を通じて日本の水産物の安全性をアピール。英語や中国語でも訴えているのだが、浸透とは程遠い。 ...
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野村農水相が原発処理水めぐり「汚染水」と発言…「言い間違え」と謝罪し撤回
思わず“本音”が漏れたのか──。海洋放出が始まった東京電力福島第1原発の処理水をめぐり、野村哲郎農林水産大臣が31日、記者団に「汚染水」と発言する場面があり、その後、撤回に追い込まれる事態となった。 発言があったのは、同日に...
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「アルプスの天然水」は大丈夫? ALPS処理水で風評被害の懸念、2020年にはコロナビールが大打撃
東京電力は8月24日、福島第一原発にたまる処理水を太平洋に放出する作業を開始。原発事故で発生した汚染水の処理後に残るトリチウムなどの放射性物質を含む処理水を約30年間にわたって処分していく方針だ。 現在、分析されたトリチウム...
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処理水問題はロシアに朗報? 中国「BRICS大家族化」の狙い
東京電力が海洋放出を開始した福島第1原発の処理水を巡り、中国は批判を強めている。同国は処理水を「核汚染水」と主張、日本産水産物の輸入全面禁止に踏み切った。 香港とマカオも日本産食品の輸入規制を強化。さらに中国の国家市場監督管...
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汚染水放出は経済敗戦…岸田政権は「技術後進国」の汚名を歴史に刻んだ
岸田政権と東京電力が福島第1原発で発生した汚染水の海洋放出を強行した。反発する中国は水産物の全面禁輸に踏み切り、韓国でも抗議デモが活発化している。一部メディアはそうした動きを風評被害と報じる。水俣病の時と同じだ。 汚染水の放...
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説明不足どころか嘘ばかり 処理水放出をめぐる世論調査の裏側
24日に始まった福島第1原発の処理水放出後の週末に行われた各社の世論調査を見ると、内閣支持率は相変わらず低迷が続いている。 読売新聞が25~27日に実施した全国世論調査では、岸田内閣の支持率は発足以来最低をマークした前回7月...
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処理水海洋放出の翌日から上海滞在…記者が聞いた現地の本音と相次ぐ日本への嫌がらせ
「ショリスイ」「バカ」「シネ」 福島第1原発処理水の海洋放出が始まった今月24日以降、日本国内の飲食店や自治体、学校などに、中国の国際電話の国番号「86」からこんなカタコトの迷惑電話や抗議電話が相次いでいる。内容は「汚染水をな...
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西村経産相が処理水放出「幅広い地域が支持」連日発信のミスリード…反対は中国だけではない
西村経産相は28日、福島市のスーパーマーケットで行われたキャンペーンに出席。福島県産のヒラメやホッキ貝の刺し身を試食して「おいしい」と満面の笑みだったが、処理水の海洋放出に注ぐ国際社会のまなざしは依然として厳しい。 放出が始...
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近大研究チームが5年前、トリチウム除去に成功も…実用化を阻んでいるのは政府と東京電力
検出限界値未満で「不検出」──。東京電力は、福島第1原発処理水の海洋放出を受け、周辺海域10地点で採取した海水に含まれる放射性物質トリチウムの濃度を検査している。放出開始から1カ月程度は毎日実施し翌日に結果を公表。その後は週1回の通...
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値上げで大幅黒字に庶民の怒り 世にもふざけた岸田政権と電力大手
値上げ強行の恩恵でV字回復だ。 電力大手10社の2023年4~6月期決算が出そろい、実に8社(北海道、東北、中部、北陸、関西、中国、四国、九州)の最終損益は同期としての過去最高の黒字を叩き出した。東電は過去最高には達しなかっ...
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福島第1原発「処理水放出」 政治家も官僚も東電も命懸けで責任を取るべきではないか
先週の本欄で、福島第1原発のトリチウム汚染水を漁民の納得を得ずして海に放出するなど「人間のすることではない」と述べたところ、筆者の知人を含む数人の読者からメールがあり、「トリチウムは国・東電側が言うほど安全無害なのか」「本当に海洋放...
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政府も国民も福島第1原発「処理水放出」問題をあまりに他人事と捉えていないか
最新の共同通信の調査で、「福島第1原発処理水放出に関する政府の説明は十分だと思うか」との問いに、「不十分だ」と答えた人は80.3%、「十分だ」は16.1%にとどまった。 「処理水を海洋放出した場合、風評被害が起きると思うか」の...