二極化・格差社会の真相
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まっとうで優しい社会の実現を目指さない岸田政権「少子化対策」の欺瞞
「どうせなら」という考え方が嫌いだ。やらなければならない仕事がある時に、その手間暇カネを己の利益にも流用しちまおうという、卑しい発想が包含されがちだから。 汚職や天下りが典型か。特に政官界の人…
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【追悼】鈴木邦男さんとの忘れられない思い出 出馬を決めた時「侠気だねえ」とほほ笑んでくれた
1月11日に79歳で亡くなった鈴木邦男さんを「偲び語る会」が、さる2日、東京都内で催された。故人について私は、映画監督の森達也氏と語り合うコーナーをいただいていたのだが、急用で参加できなくなった。話…
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最近のジェンダー平等論に思う…男と女は平等だが、同じものではない
最近のジェンダー平等論について少し書く。特にリベラル系メディアの言説だ。日頃はやたら両論併記でお茶を濁したがるくせに、このテーマに限っては「男らしさ・女らしさ」という発想のすべてを否定し、異論は問答…
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LGBTの人権については、より慎重で自由な議論が必要だと考える理由
埼玉県富士見市議会の加賀ななえ議員(31)が、身体は男性だが性自認は女性のトランス女性について、「どれだけ当事者の苦しみを知ったとしても、だからといって女性の恐怖を軽視してよいわけではない」と、動画…
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マイナンバーカードの実質義務化 お上に従順でなければ子育て支援も剥奪なのか
岡山県備前市の吉村武司市長が、学校給食費や学用品、保育料を一律無償とする子育て支援の対象を、全員が“マイナンバー”カードを取得した世帯に限定すると、正式に表明した。14日の記者会見で、「デジタル社会…
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叩かれる差別発言・礼賛される差別発言 日本社会は堕ちるところまで堕ちた
荒井勝喜・首相秘書官の差別発言が大問題になっている。性的少数者や同性婚への嫌悪をあらわにしたカドで本人は直ちに更迭され、岸田文雄首相の任命責任を問う声も強い。野党は徹底追及の構えを見せており、今後の…
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麻生太郎は一族の七光だけで生きてきた 引きずり下ろすのが正しい有権者の行動だ
麻生太郎がまた愚にもつかない与太を吐いた。ある講演で少子化問題に触れ、「一番大きな理由は出産する時の女性の年齢が高齢化しているから」。 多少の批判を浴びはしたが、だからって引退に追い込まれる…
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岸田首相のハラは丸見え「防衛、少子化をダシにした大増税」に騙されてはいけない
新年早々、またしても茶番劇が始まった。例によって例のごとき“財源”論という名のサル芝居。 岸田文雄首相が「異次元の少子化対策」とやらを言い出した。と、自民党の甘利明前幹事長が、さらなる消費税…
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岸田政権は専守防衛の理念放棄…米国の傀儡政権に成り果てたのに世論はどこか冷めている
何もかもが初めから仕組まれていた通りに進行しているような気がする。大きな渦に巻き込まれ、ぐるぐると翻弄された挙げ句、今、その中心に限りなく近づいてしまった。 岸田文雄政権が専守防衛の理念を放…
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W杯の盛り上がりの裏で起こっていること 大メディアが脅威を煽り「戦争増税必至」の流れ
テレビは今日もサッカー漬けだ。あまりにも愚かしい。こうして操られている間にも、私たちの社会は根底からひっくり返されつつある。 岸田文雄首相が防衛相と財務相に、防衛費とこれに「資する」予算を合…
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この国の指導者層の性根は封建時代そのまま…歪んだ選民意識で戦争準備に躍起
はたして寺田稔総務相もクビになった。大いに結構なことである。 政治資金に絡む疑惑の塊が晴れて更迭の運びと相成れば、前経済再生担当相の山際大志郎氏、前法相の葉梨康弘氏に続き、第2次岸田改造内閣…
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財源のない補正で、次に浮上するのは「消費税増税」だ
政府と自民党は何がなんでも消費税率を引き上げたい。今やあらゆる政策がそのために、つまり増税を甘受しなければ財政を破綻させるゾと国民を恐喝する目的で、進められているのではないか。 今年度の第2…
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佐賀地裁「鳥栖いじめ訴訟」から10年…弱いものを国を挙げて叩き潰す国の絶望
また10月23日がやってきた。佐賀県鳥栖市に住む佐藤和威さん(23)は、今年も例年同様に心の奥底をかき乱されている。それが10年。母親の真由美さん(52)が語った。 「和威は家にいても突然、手…
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岸田首相は経済再生というならまず「インボイス制度」を廃止せよ
私は今、迷いに迷っている。来年10月に開始される消費税の「インボイス(適格請求書)」制度に向けて、その発行を認めてもらう登録を申請すべきか、否なのか。 出版不況とコロナ禍のただ中で、私は当然…
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「国葬反対派と対話したい」と呼びかけに応じて…花田紀凱、小川栄太郎両氏と対談した
故・安倍晋三元首相の応援団と言われる2人と、立て続けに対談した。月刊「Hanada」の花田紀凱編集長とはフリー編集者の持ち込み企画で、文芸評論家の小川栄太郎氏とは氏自身による「国葬反対派と対話したい…
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「国葬」ではなく「国葬儀」でも、岸田首相は信用できない
結論から書く。今月27日に予定されている安倍晋三元首相の“国葬”は、正式な「国葬」ではない。ハッキリ別のものなのだ。 この問題をめぐる閉会中審査が8日にあり、岸田文雄首相が「国葬儀を行うこと…
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岸田首相は“人格破綻”が垣間見え…安倍晋三元首相殺害以降は権力欲の権化に
「この人はいったい何なのだろう。なぜ、ここにいるのだろう?」 作家の矢作俊彦氏が首相時代の森喜朗氏に与えた形容だ(朝日新聞2000年10月29日付朝刊)。岸田文雄氏にも同じ言葉を進呈したい。 …
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第2次岸田改造内閣発足 閣僚には安全保障の人物審査をやらないのか
第2次岸田改造内閣が発足した。統一教会との関係に配慮した人選とされるが、加藤勝信厚生労働相や寺田稔総務相ら、コネクションの存在が知られている人が幾人もいる。副大臣や政務官クラスとなると、宗教団体を所…
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自民党は独善の塊…カルトに支配された政権では国民は救われない
「軽々に答えることはできない」と岸信夫防衛相が語った。旧統一教会による支援を認めた先月26日、今後を問われての反応だった。「何が問題なのかわからない」と言い放ったのは自民党の福田達夫総務会長。こちらは…
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安倍元首相の国葬を巡る対立で国民に迫られる“踏み絵”
安倍晋三元首相の国葬に反対だ。氏の何もかもを国を挙げて賛美することになってしまう。非業の死を悼みはするが、だからといってモリカケ桜をはじめとする国政の私物化や、強行採決の連発で国会を無効化させた大罪…