漂流するメディア
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NHK国際放送が抱える「本当の問題」…中国籍スタッフ“番組乗っ取り”放送事故で大失態
「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、NHKの放送自体も決して無縁ではありません。番組基準や放送ガイドラインに基づく自主自立を堅持するために、職場でのコミュニケーションの充実とあわせて危機意識…
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少しでも大谷選手にネガティブなことを言う人間は許さない…そんな空気に警鐘を鳴らしたい
《謝罪しろ》《自称ジャーナリストの立岩陽一郎が最も酷い》――こうした声が私に届けられる状況が続いている。ドジャースの大谷翔平選手の元通訳で、違法賭博にはまり銀行詐欺の疑いで訴追された水原一平容疑者の件…
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大谷翔平選手の声明を巡る報道を考える…ファン心理が識者の発言に影響を与えてないか
「あんな奴をテレビに出すな」「バカ野郎」――私へのこんな非難や中傷が数日続いた。 ドジャースの大谷翔平選手(29)が日本時間3月26日、水原一平元通訳(39)に関する声明を発表、筆者が同日放送…
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加速するメディアの「政府広報化」…問題の本質を見誤ると、物事の矮小化を生む
新年早々に日本を襲った能登半島地震で現在も被災地は厳しい状況が続く。しかし、それを伝えるメディアの報道に違和感を覚える点は少なくない。例えば1月2日、NHKは『岸田首相「一刻も早く現地に救助へ 手段…
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ジャニーズ会見“1社1問ルール”に「馬鹿げた話」で炎上 私は「めざまし8」でどう発言したのか
情報番組の出演者の発言はスポーツ紙を中心に記事化される。私が出ているフジテレビの「めざまし8」であれば、MCの谷原章介さんやコメンテーターの橋下徹さんなどは常にその発言が記事化され、それがネットで賛…
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テレビ情報番組の「現在地」…どのように作られているのか? 出演者だから伝えたいこと
札幌・ススキノのホテルで首が切断された男性の遺体が見つかった事件は、様々なメディアで取り上げられているが特にテレビの情報番組にとっては注目度の高い「大ネタ」としてその当初から扱われている。事件は29…
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稲葉新体制NHKは「前田改革」を改革できるか…目指す「スリムで強靱」が抱える負の側面
新しくNHKの会長となった稲葉延雄氏(72)が新体制を発表した。そこでは、安倍政権、菅政権との関係が指摘され内外の批判を受けつつ何度も理事に登用された人物や、「出世の事しか考えていない」「ジャーナリ…
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NHKは教訓にしていない…40代記者の過労死で、佐戸未和さんの両親は不信感を隠さなかった
9月2日、NHKが40代の男性記者が過労死したことを発表した。NHKは、「公共メディアをともに支える職員が亡くなり、再び労災認定を受けたことは痛恨の極みであり、大変重く受け止めています」などとするコ…
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バイデン大統領の発言はもっと日本で報じられるべき 随所にロシア軍を揺さぶる内容が
前回、日本で報じられないバイデン米大統領の発言を取り上げた。その状況はまだ続いている。4月28日(米現地時間)のバイデン氏の発言は日本でも一部が報じられたが、報じられていない部分に知っておいてよい情…
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メディアが報じないバイデン米大統領の言動からウクライナ情勢を読み解く
バイデン米大統領の、「この男が権力にとどまっていてはいけない」との発言が波紋を呼んでいる。発言は3月26日にポーランドで行われたもので、正確には、「God's sake, this man cann…