安保法制は抑止力になるのか
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<第5回>共通の敵がいないのに軍事同盟に意味あるのか
軍事評論家の田岡俊次氏は安保法案がなくても日米関係に悪影響はないし、そもそも安全保障上、この法案が寄与する部分は「ない」と断言した。ただ自衛隊を差し出すだけの法案であることが、いよいよ、鮮明になって…
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<第4回>自衛隊が海外で米特殊部隊と連携する懸念
経済的に相互依存する米中が戦争を始めることは考えられない。だとすると、米国は日本に何を求めているのか、断れないのか。いよいよ、安保法案の本質に迫る。 ――日米同盟の深化を理由に日本は安保法整備…
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<第3回>米国政府や財界は必死で中国のご機嫌を取っている
安倍政権は日米同盟深化のために集団的自衛権行使に踏み切る。その理由のひとつとして、中国の脅威を挙げている。だとすると、米中関係はどうなっているのか。対立関係にあるのか。ここにも説明の無理がある。 …
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<第2回>島を抑えていないから中国は埋め立てするしかない
安保法制は本当に日本の安全保障上、必要なのか。危機はデッチ上げられたとしか思えない。 ――中国が南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島で岩礁を埋め立て、滑走路を建設していることが「力による現状変更…
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<第1回>中国の軍事費急増は脅威ではない
国民の猛反対にもかかわらず、安倍政権がゴリ押ししようとしている安保法制は法理論上、欠陥だらけのむちゃくちゃなものだが、問題はそれだけではない。政府がこの法案の根拠にしている安全保障上の必要性について…