ヒットチャートめった聴き
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ゼイン1stアルバムから溢れる 若さゆえの危うさと切なさ
ロンドンに行ってきた。今年はビートルズがアビーロード・スタジオで世界を変えたレコーディングの風景を生音で再現する異色のステージ「ザ・セッションズ」を、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで見てきた…
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歴史を作り彩る エルヴィスの「アルバム・コレクション」
ロング・プレイ、いわゆるLPと呼ばれる33回転の30センチの大盤レコードが市販されるようになったのは、1948年のこと。それまでのレコードは、いわゆるシングル盤でレコード両面に一曲ずつが収められてい…
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聴くほどに切ないデビッド・ボウイの“遺書”
デビッド・ボウイ他界の2日前、69歳の誕生日に発売された生涯26枚目のスタジオ録音盤「★(ブラックスター)」は、その死後、彼にとって初の全米アルバム・チャート1位を記録したほか、母国イギリスなど全世…
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あっぱれ演歌の王道を行く 三山ひろし「お岩木山」
先日のNHK紅白歌合戦でも感心したのだったが、年末には自分も競争相手としてノミネートされて出演していたテレビ東京の「日本作詩大賞」で、この三山ひろしの「お岩木山」を聴いた時には、改めて良い歌だと惚れ…
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声を失ったばかりのつんく♂に作曲依頼した“新しい子守歌”
さっきまで「まな板のコイ」になって、テレビ東京で生放送されていた日本作詩大賞のステージに立っていた。私が作詞した「うまれてきてくれて ありがとう」が、大賞候補にノミネートされていたからだ。 …
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さすが大阪! 聞くほどに涙がボロボロと
大阪で生まれた名曲といえば、やっぱりBOROの「大阪で生まれた女」に、上田正樹の「悲しい色やね」でしょう。いや、河島英五の「酒と泪と男と女」、桑名正博の「月のあかり」もええで! という声が聞こえてき…
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やっぱり名曲? “醤油味”のネオ・クラシック
意外な曲が入っていて驚いた。 ラッツ&スターと名前を変える前の、シャネルズがデビュー曲として歌った「ランナウェイ」。1980年2月25日、ちょうど今から35年前、ソニー・ミュージックエンタテ…
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イケメン「演歌男子」に熱いお願い!
試しに携帯で@enkaboysとググってみると、ずらりと以下の名前が出てきた。 三山ひろし、花園直道、川上大輔、松原健之、パク・ジュニョン、花見桜幸樹、ジェロ、走裕介、はやぶさ、純烈、徳永ゆ…
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良い歌を教えてくれるアメリカから来た息子たち
クリス・ハートにとって、カバー曲を集めたアルバムは3枚目。前2作ともアルバム・チャートの3位、2位とよく売れている。 不思議な人だ。サンフランシスコのベイエリア出身で、今は日本語で歌って全国…
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今さらながら「ぜひ買って!」とおねだり
今月4日の中野サンプラザ。2階建ての豪華なキャバレーかナイトクラブ風のステージ。シャネルズとしてデビューから、今年で35周年という鈴木雅之の「taste of Martini tour 2015」。…
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イディナさん、ごめんなさい…日本の聴衆レベルにびっくり
家に飛んで帰って、カラオケランキングを調べた。松たか子の「レット・イット・ゴー」は、発表されて1年以上経った今も、カラオケの上位5位に入っている(オリコン週間カラオケランキング=6月15日付)。 …
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インディーズだからこその見事な芸術活動
皮肉にも新しい戦争法案には「平和安全法制」などという名前が付いて、中身にもやたらと平和と安全という文字が躍っているけれど、最近は「平和」と名前が付いた集会には場所を貸してくれないホールが増えてきた。…
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お疲れ男子もぜひどうぞ
いきなりだが、貴殿はほっそりとしたモデル系と、ぽっちゃり太めの女の子のどちらがお好みだろうか? 苦労の少ないIT系の男子は、連れて歩いて自慢できる細身の美形を。肉体労働で疲労が多い男子は、ぽっちゃり…
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異色の盗作騒ぎ
サム・スミスという、まだ22歳のイギリス出身のシンガー・ソングライターが歌う「ステイ・ウィズ・ミー」という曲が、世界中で大ヒットを記録。 先頃2月に行われた世界最大の音楽祭であるアメリカのグ…
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奇跡のような本当の話
大きなヒット曲が生まれる時は、必ずそこに偶然ともいえるドラマが介在するものだ。 クミコが歌う「広い河の岸辺」を自身で日本語訳したケーナ奏者、八木倫明さんの同名タイトルのデビューアルバムが出た…
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目からウロコが100枚落ちて…
この「凄い!」を通り越して、「凄まじい」までの現象を、どう分析したら日本が見えてくるのだろうか。重要なことかもしれない。 AKB48の「希望的リフレイン」は、2014年11月の月間売り上げ第…
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ただのバービー人形ではありません
昨年は米国で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたテイラー・スウィフト。全米で1位を記録して、日本でもアルバム、シングルともに洋楽の1位になった「1989」と「シェイク・イット・オフ」。このアルバ…
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セカオワはキモいか?
レコード大賞にも「炎と森のカーニバル」が、今年の大賞候補でノミネートされている。デビュー当時は「世界の終わり」と名乗っていた。今でも英語表記名はEnd Of The Worldだ。 最新シン…