プロの本棚
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下川裕治さん(旅行作家)
「最近は欲求不満。冊数は昔と変わらないけど、読みたくて読んだ本がない」 昔から本を読むのが好きで、仕事の資料で読む本や書評の依頼で送られた本、趣味の本などを合わせると、週に10冊くらい読むかな…
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Dr.コパ(小林祥晃さん・建築家)
僕はこれまで6回以上引っ越しをしているんですけど、どの家も売らずにおいてあるんですね。だから、本はそれぞれの家に置きっぱなし。本棚は高さ2.5メートル×幅2メートルくらいのものを置いていて、そこに家…
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蟹瀬誠一さん(キャスター・明大教授)
「読書欲が一気に爆発したのが、大学在学中でした。フィリピン留学の機会があって、『向こうではたくさん本を読まされる』と聞いていたから、大学の米国人の先生に速読術を学んだんです。斜め読みやキーワードの拾い…
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小泉武夫さん(東京農業大名誉教授)
本棚は、自宅の書斎と納戸、自宅から歩いて20分ほどのところにある仕事場の3カ所にあるんだけど、どれもメチャクチャ。一つの本棚は、縦40センチ、横55センチのマスが50個集まった集合体で、全部で5棚あ…
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辺真一さん(コリア・レポート編集長)
写真のバックにある本棚は、すべて朝鮮半島情勢に関するもの。それを読み解くには、韓国と北朝鮮のことだけで調べてもダメで、米国や中国、日本、ロシアなどとの相互関係の分析が欠かせません。ですから、外交に関…
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高橋弘樹さん(テレビ東京・プロデューサー)
「家、ついて行ってイイですか?」「吉木りさに怒られたい」――。数々の個性的なヒット番組を生み出す原点は読書だった。先頃、「敗者の読書術」(主婦の友社)を上梓した高橋弘樹さんは、テレビ東京のプロデュー…
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ロバート・キャンベル氏(東京大学大学院教授・日本文学者)
来日して30年。専門の日本文学はもとより、日本文化に精通しているキャンベル氏の本棚には、あらゆる類いの辞書、文献が並んでいた。 「数年前、『銀座百点』という小冊子に執筆したことが縁で今、岩波…
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藤田紘一郎さん(東京医科歯科大学名誉教授)
研究室の本棚を埋め尽くしているのは、もっぱら感染症や熱帯病などの専門書や関連するテーマの本です。必要な本は棚に残し、必要ない本は月に1回くらいまとめて古本屋に出しているので、そんなにありませんが、そ…
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溜池ゴローさん(AV監督)
AV監督と元AV女優の妻・川奈まり子夫婦の私生活、子育てを明かした共著「溜池家の流儀」(双葉社)が話題だ。 子どもが生まれて間もなくテレビを捨てた“読書一家”の本棚は――。 「今は小学5年…
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土井善晴さん(料理研究家)
料理研究家としてさまざまなメディアで活躍し、いつも手には包丁や鍋。それが時に本に代わる。読むのはもっぱら移動中、そして考えに行き詰まった時だという。 「昔は小説をよく読みましたけど今、手にする…
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矢幡洋氏(臨床心理士)
臨床心理士でありながら、“プライベート”では絵本を好んで読む。自宅の本棚には1000冊を超える絵本が並ぶ。 「20代のころ、人に薦められてハマりました。大きな影響を受けたのがユリー・シュルヴィ…
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山本一力さん(作家)
歴史小説の名手がほほ笑みながら手を添えた本棚には、アメリカの古書や古地図がズラリと並ぶ。 「俺たち団塊の世代は、映画も音楽もファッションもアメリカの影響を強く受けているだろ。いつかアメリカのこ…
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宮田律さん(現代イスラム研究センター理事長)
難解な国際関係の中でも、イスラム地域をめぐる微妙な駆け引きは特に分かりにくい。そんなイスラム情勢を分かりやすく解説する研究者は、日蓮宗の僧侶の父の元で生まれ育った。 「父は、独自に活字で布教し…
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和田秀樹さん(精神科医)
月50~60冊の本に触れています。実は、アメリカの医学校に留学(31~34歳)したのがきっかけで、「一部熟読法」を身につけました。 留学時代、英語の論文など週10本くらい読まされました。最初…
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西山昭彦さん
経営学の研究を重ねる一方、これまでに築いた人脈は2000人を超える。その経験を生かし、2年前からキャリア育成のプロとして母校の教壇に立つ。今月いっぱいで東京ガスを離れるため、そこから持ち込んだ専門書…
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光浦靖子さん(タレント)
今月上梓した「お前より私のほうが繊細だぞ!」(幻冬舎文庫)が話題だ。「TV Bros.」の人気連載をまとめたエッセー集。連載コラム、著書多数の“物書き”としても活躍する。根底にあるのは、無類の活字好…
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新田龍さん(ブラック企業アナリスト)
ブラック企業と戦うスペシャリストとして、テレビや雑誌にコメントしたり、企業や自治体で講演したりするが、本の虫でもある。 「小学2、3年生のころ、手のひらサイズの子供向けの『蜘蛛の糸』(芥川龍…
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岸博幸さん(慶応大学大学院教授)
これは事務所の本棚ですが、きょうはちょっとよそゆきですね。普段はもっとグチャグチャです。出版社や知り合いの著者から送られてくる本もたくさんあるし、もちろん自分でも月に数万円は本にお金を使ってます。 …
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有森也実さん(女優)
朗読や芝居に使える題材はないか、ヒントを探しに本屋に出かけることが多いですね。映画や舞台のお仕事をいただいたら、必ず原作や登場人物の人物伝などを読んでから臨みます。今はネットで必要なものを買うのが主…
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永山久夫さん(食文化史研究家)
江戸時代のことを記した随筆が好きなんです。特に面白いのがコレ、「日本随筆大成」です。握りはどこで生まれたか、天ぷらはどうやって作られたかといった本業につながる江戸時代の食文化が詳しく描かれているので…