プロの本棚
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料理評論家小野員裕氏 「『火垂るの墓』は読み返せない」
おととしの10月に引っ越しました。 とはいえ、もう22年ぐらい住む高田馬場からは離れられず、馬場から馬場への転居です。 その際、日頃から迷惑そうにしていた奥さんから本の処分指令が下り…
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PIXTA古俣大介社長は3年前から電子書籍派「いつも鞄に」
「ピクスタ」(東証マザーズ)は、デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」を運営している。デジカメで撮影した素材を投稿し、それをデザイン会社や出版社などが利用すると、投稿者に料金が支払わ…
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ニッポン放送・吉田尚記アナ 「自宅の本は2万冊以上」
テレビやイベント司会に引っ張りだこで、今や日本一忙しいラジオアナの異名を持つ吉田氏。音楽やアニメ、漫画と尽きない話題の持ち主は、子どもの頃から本屋に入り浸りだった――。 「子どもの頃から本、特…
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俳人・北大路翼さん 2Kのアパートに7つの本棚が並ぶ
日中は会社員として出版社に勤めながら、夜は歌舞伎町に出没し、酒をあおりながら句会を開催する。アウトローな俳句グループ「屍派」を率いる俳人として注目を浴びている北大路翼さん。この5月には最新刊の句集…
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作家・宝塚大学教授の竹内一郎さん 家に図書館仕様の本棚
10年前、川崎市に一戸建てを新築したタイミングで、書斎にオーダーメードの可動式本棚を置いた。 「地元の図書館で業者を紹介してもらいました。天井の高さに合わせて作り、本を置くと何トンもの重さにな…
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バド元五輪代表・池田信太郎さん 自宅の床には本がズラリ
バドミントンの男女混合国・地域別対抗戦・スディルマン杯が21日から豪州で開かれる。前回準優勝の日本が優勝できるか注目だが、今回登場の池田さんは日本代表として、男子ダブルスで北京、混合ダブルスでロンド…
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尾木直樹さん 何度も読み返したレーニンの「哲学ノート」
教育や子育ての現場に密着した調査・研究の一方で、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍する尾木直樹さん(70)は、膨大な量の本を読んできた。 「小学生のときは図書館にある辞書以外の本をすべて読…
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中学受験のプロ 森上展安さん「問題はそのあとの生き方」
ドラマ「下剋上受験」で注目を浴びる中学受験。森上教育研究所代表取締役の森上展安さんは、中高一貫校経営のコンサルティング業務や父母向けのセミナー「わが子が伸びる親の技(スキル)研究会」を主宰する。打ち…
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部屋の2カ所に本棚が 演歌歌手・原田悠里さんの読書歴
旅情演歌といえば、この人。原田悠里さんだろう。「木曽路の女」を皮切りに「安曇野」「津軽の花」など、日本の各地を題材に歌い上げる。出身は熊本県。故郷を突然襲った、昨年の大地震では胸を痛めたという。実は…
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自宅はまさに本の海! 田原総一朗氏の衰えぬ好奇心
テレビの討論番組の司会として、各界の論客をバッサバッサとテンポ良く斬るシーンは痛快だろう。4月で83歳になるジャーナリストの田原総一朗氏。あと5年で米寿とは思えない冴え渡る頭脳の源泉は、蔵書量のすご…
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重量挙げ三宅宏実さん 本で出合った言葉をノートにメモ
2016年のリオ五輪で見事、銅メダルに輝いたウエートリフティングの三宅宏実選手。実は彼女は、時間があれば1日1冊は読破するという大の本好きだ。読書にハマったその理由とは――。 今回、リオに行…
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パトリック・ハーラン トランプとヒラリー自伝を読み比べ
名門ハーバード大学を卒業したお笑い芸人としての顔の他、現在は情報番組のコメンテーター、東工大非常勤講師も務めるパトリック・ハーランさん(46)。 「本屋などであらすじや目次を吟味してから読む本…
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装丁家・司修さん 「本の重みで床が3回抜けた」
1960年代半ばから武田泰淳、三島由紀夫ら名だたる作家たちの本の装丁を手掛けてきた司修氏(80)。現在、司氏の本棚があるのは静かな山あいにあるアトリエの1階と2階、庭の物置、自宅と数カ所に点在してい…
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プロセスデザイナー柴田昌治さん推薦「働き方」名著2冊
72歳にしてこの風貌。趣味のテニスで鍛えているおかげだろう。「朝6時45分のコートの予約が取れれば、5時にだって起きて向かいますよ」とは、いやはや好きだからできることだ。東京大学大学院在学中に「ドイ…
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作家・花房観音さん 20代後半に出会った団鬼六作品との縁
2010年に「花祀り」で第1回「団鬼六賞」を受賞してデビュー。団鬼六氏との最初の“出会い”は古本屋だ。 「20代後半のころ、古本屋でよくエロ本を漁っていたんですよ。『花と蛇』などで団先生の名前…
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経済評論家・荻原博子さん 1000冊収納の本棚に客感心も…
配偶者控除は、どうなるのか。家計に直結するテーマだけに、その行方によって夫婦の働き方が変わりかねない。そんな微妙な話題を分かりやすく解説するおなじみの経済評論家は、幼いころから本の虫だったという。 …
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デザイナー宇津木えりさん 「奇跡のリンゴ」を読んで一変
ファッションブランド「メルシーボークー、」のデザイナー、宇津木さんは「読むと人にあげてしまうので、本は手元にない」という。その大きなきっかけが一冊の本との出合いだった。 「3年前の6月、リンゴ…
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作家三田誠広さんは夜中にウイスキーを飲み小説の世界に
ツルゲーネフにドストエフスキー、埴谷雄高と、文学青年なら誰もが胸を焦がした作品がごく自然に並ぶ。「僕って何」での芥川賞受賞から約40年、三田誠広さんが教壇に立つ武蔵野大学の研究室である。 ■「…
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宗教学者・島田裕巳さん 新書にかけた資料代は「324円」
宗教学者として活躍する島田裕巳さん(62)。最近は毎月のように本を出されている。どうしてそんなに本が書けるのか。その秘密を探ろうと、自宅にお邪魔した。 その多作ぶりは友人から「月刊島田」と呼…
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御法川修さんが詩集を読む理由 「演出って言葉だと思う」
映画監督の御法川修さん(44)は高校を卒業した1991年から、助監督として崔洋一、村川透など多くの監督の下で経験を積んできた。当時の日課は「毎朝、図書館に通うこと」と振り返る。 「何時間も滞在…