プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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FA糸井取りの賛否あれど…阪神の“外様頼み”は73年前から
阪神の糸井嘉男獲得について虎党の間で賛否が飛び交っている。優勝するためには必要な戦力だと考えるファンもいれば、金本知憲監督が推進する若手育成路線に矛盾している、と反対するファンも少なくない。 …
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全国区の巨人が今や地上波で最も取り上げられない皮肉
地上波テレビによるプロ野球中継がほとんど消滅した、と叫ばれて久しい。いくらCSやBSの放送があっても、やはり地上波の影響力は絶大であるため、それがなくなった今はプロ野球がニッチ化しているという。 …
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日本ハム中田翔の長距離イメージは「見た目が9割」
日本ハムの4番・中田翔が纏う“長距離砲っぽさ”がすごい。今季チームが日本一に輝いたこともあってか、その貫禄と迫力はさらに増した。 しかし、引っかかるのは中田の年度別成績である。以前にも本連載…
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恥ずかしくてたまらない「阪神限定 歴史的快挙」
某スポーツ紙の報道によると、阪神はドラフト1位指名した白鴎大の大山悠輔に背番号3を検討しているという。近年の阪神では八木裕や関本賢太郎が背負った番号だ。 同紙はこの2人のことを「現役時代は代…
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批判噴出の金本阪神「超変革」を支持する根拠
金本阪神の超変革元年は、4年ぶりのBクラスという結果に終わった。 これを受けて、一部の虎党からは早くも金本監督を見切る声が噴出している。中でも度重なる継投失敗など、主に投手采配に関する減点要…
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“金持ちのデブ”松坂大輔には悲哀や同情を感じない
かつての大エースが故障等によって衰え、最晩年に無残な投球を披露してしまう。その悲壮な姿は、古くから野球ファンの胸を打ってきた。 代表格としては、90年代、ヤクルトで強烈な輝きを放った伊藤智仁…
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野球人気の低迷は単なるデマか
今季のペナントレースの観客動員数が発表された。両リーグともに史上最多を記録し、パに至っては昨年に続いて2年連続で記録更新となった。 これを見ると、野球人気の低迷は単なるデマだと思えてくる。地…
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超大物選手の“特権”だった引退試合を安売りするな
秋の名物、引退試合ラッシュである。DeNAの三浦大輔を筆頭に、ロッテのサブローや日本ハムの武田勝、阪神の福原忍など、今季限りで引退する多くの選手が最後の大イベントを終えた。 ファンや識者の一…
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DeNA三浦大輔を引退に追い込んだ「兼任コーチ」の肩書
三浦大輔の引退は寂しい話だが、タイミングとしては潔かった。彼が記者会見で語った「勝てないから辞める」という言葉。シンプルながら説得力のある引退理由だ。 実際、三浦は40歳を越えてからも一定の…
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「愛、愛、愛…」美辞麗句の乱用は選手個性の欠如が原因
ロッテのサブローが現役引退を発表した。記録的には飛び抜けていないが、長くチームを牽引してきた選手だ。全盛期は中距離打者ながら4番を打つことも多く、「つなぎの4番」という新しい価値観を生み出した。 …
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パの熾烈な優勝争いでよぎる不気味な存在
セ・リーグでは広島の優勝が決定したため、今後はパ・リーグの優勝争いに注目が集まることだろう。首位・日本ハムと2位・ソフトバンクのゲーム差はわずか0.5。このまま最終戦までもつれるかもしれない。 …
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阪神・鳥谷の「年俸4億円」は過剰評価ではない
阪神・鳥谷敬の不振に伴い、彼の高年俸(推定4億円)も問題視されるようになってきた。現在の彼は5年契約の2年目であるため、このまま復活できなくとも残り3年は年俸が変わらない。つまり、今後は年俸4億の控…
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黒い交際に「グレーゾーン」すらないプロ野球界のいびつさ
リオ五輪を挟んだため、取り上げるのが少々遅くなった。先月末に週刊文春がスクープした、元暴力団組長とプロ野球選手の交際についてである。 なんでも、件の元暴力団組長は自分の過去を隠して複数の選手…
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球界屈指の“言葉力” 落合博満は発言してこそ魅力がある
落合博満が中日監督を務めていたころ、テリー伊藤氏が「なぜ日本人は落合博満が嫌いか?」という新書を発表した。テリー氏によると、落合はその実績のわりに評価が低く、その理由は彼特有の大胆不敵な発言等が没個…
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プロ野球選手の恥ずかしい「特権意識」
先日、ソフトバンクの内川聖一が、試合中の守備をカメラ席のスタッフに妨害されたとして激怒する場面があった。これについて、私は試合中の激怒にだけは理解を示したい。内川がそれだけ熱くなっていたということだ…
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今の阪神は「暗黒時代」に比べたらまだ甘い
セ・リーグ最下位に沈む阪神への批判が日増しに高まっている。春先はファンやマスコミからさんざん持ち上げられていた金本知憲監督だが、このごろは采配を疑問視する声が後を絶たない。 当然、虎党の私も…
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斎藤佑樹の金品供与疑惑報道で分かったこと
斎藤佑樹が出版社社長から高級車や住居を供与されていたという疑惑が報じられた。これによって、斎藤は「汚れたハンカチ」などと、世間から激しいバッシングを浴びることとなった。 もっとも、こういった…
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いつまでこだわるセ・パ対決 「私のオールスター改革案」
オールスターの価値低下が叫ばれている。一昔前なら希少だった「セの4番VSパのエース」といったリーグの垣根を越えた夢の対決が、今では交流戦で何度も実現してしまうからだ。各球団のスター選手が同じベンチに…
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阪神・藤浪晋太郎には「悪しき伝統」がチラつき始めた
阪神の藤浪晋太郎が苦しんでいる。高卒4年目となる今季は開幕前から大エース級の活躍を期待されていたものの、ここまでわずか4勝と、満足な成績を挙げられていない。このままでは2桁勝利さえ危うい状況だ。 …
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真中監督の憤慨は当然だが “名指し批判”はフェアじゃない
去る6月19日のヤクルト対西武戦で一塁塁審の山口義治審判の判定に対し、ヤクルト・真中満監督が2度にわたって抗議する場面があった。映像ではどちらも誤審に見えるため、真中監督の怒りも当然だ。なお、この山…