プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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週刊誌で仰天持論…おいおいノムさん、古田はどうなる?
先日、かの野村克也が週刊ポストにて「大学出身のキャッチャーは信用していない」という論を展開していた。野村によれば、大学や社会人出身の捕手は無難な配球をする癖がついてしまっているため、高卒捕手のほうが…
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プロ野球の乱闘劇で大騒ぎするスポーツ紙に違和感
去る4月4日の阪神VSヤクルト戦で乱闘騒ぎがあった。阪神の先発・藤浪晋太郎がヤクルト・畠山和洋の左肩に死球をぶつけ、畠山が激高したことが発端だ。詳細は割愛するが、とにかくヤクルトのバレンティンと阪神…
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阪神の「新スローガン」に感じる金本監督の焦り
金本知憲監督率いる阪神タイガースの2年目が始まった。今季のスローガンは「挑む」である。 しかし、これが驚くほど浸透していない。昨季の「超変革」はマスコミにもこぞって取り上げられ、阪神ファンの…
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元大洋・平松政次の順位予想は現役時代さながらの切れ味
プロ野球OB諸氏による順位予想には注意が必要だ。一般的に彼らは自分の古巣を本音よりも上位に予想することが多いため、ファンはそういうプラス要素を差し引いて読み取る必要がある。 実際、私は順位予…
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捕手の守備力を評価する新タイトルを提案したい
巨人の捕手・小林誠司がWBCで大活躍している。大会前の小林といえば、昨年リーグトップの盗塁阻止率(.356)をマークした強肩で知られる一方、キャッチングやリード面はまだまだ心もとない、打撃にいたって…
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インスタに大量投稿 阪神・西岡剛の“キモさ”復活は大歓迎
先日、プロ野球界がWBCで盛り上がる中、友人のマスコミ関係者からこんな連絡があった。 「山田さん、西岡剛のインスタが超キモいことになってますよ!」 私は思わずニヤリとした。それだけで大…
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WBCプールA開幕 イスラエルに神秘的な魅力を感じてしまう
いよいよWBCが開幕した。現状ではまだまだ不備が多い大会だが、それでも今は継続することに意義がある。オリンピックにしろ、サッカーW杯にしろ、最初から権威があったわけではない。 また、そんな発…
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テレビを見て驚いた 新庄剛志が醸す“薄気味悪さ”の正体
新庄剛志は近年のプロ野球界の大功労者だ。その規格外の言動から一部では批判されることも多いが、彼がいたからこそパ・リーグ人気が向上したのはまちがいない。 また、私のような虎党にとっても、かけが…
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敬遠四球の申告制 興を削ぐ野球ルール変更はやめてほしい
現在、MLBで投手の敬遠四球を申告制にするというルール変更が計画されている。主な狙いは試合時間の短縮だ。 これが日本でも大きな反発を呼んでいる。NPBも以前から時短を目指しているだけに、いず…
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「プロ野球選手名鑑」には故障・手術歴を記載して欲しい
プロ野球選手に故障は付き物である。それによって短命に終わる選手もいれば、幾多の故障を乗り越えて長く活躍する選手もいる。体のどこにも異常がないという選手は一人もいないだろう。 我々プロ野球ファ…
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気になる光景…プロ野球選手を呼び捨てにして何が悪い
現在、私はこの原稿を沖縄で書いている。同県内で実施されている、いくつかの球団の春季キャンプ(阪神中心だが)を見て回っているのだ。 そんな中、先日あるキャンプ地で少し気になる光景を目撃した。小…
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阪神キャンプに見えるガラパゴス的に進化した「村社会」
いよいよ1日、プロ野球の春季キャンプが幕を開ける。虎党の私は今年も沖縄県宜野座村の阪神キャンプを訪問する予定だ。また、空いた時間で他球団のキャンプを見るのも毎年恒例の行事である。外に目を向けることで…
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川藤氏「酒一升」発言をほんまに批判してどないすんねん
■OB会の人選ミス 先日、阪神の川藤幸三OB会長の発言がスポーツ紙を賑わせた。なんでも、自主トレ中の新人選手を視察した際、「酒を一升飲めるようにならんかい!」という訓辞を述べたという。まあ、な…
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斎藤佑を背番号「1」にした日本ハムの絶妙なビジネス感覚
日本ハム・斎藤佑樹の背番号が今季から「1」に変更された。これまでの「18」では結果を残せなかったため、心機一転という建前だろう。 一般的にプロ野球における背番号18にはエースナンバーというイ…
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本当の「怪物」は清原和博そのものだ
新年早々に書くべき話題ではないかもしれないが、どうかご容赦いただきたい。昨年末に某メディアのインタビューに応じた清原和博である。 あれを見る限り、更生の道はまだまだ険しそうだ。専門家によると…
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中日は落合GMをよくぞ手放してくれた
中日の落合博満GMが来年1月限りで退任することになった。これは虎党の私としても、実におめでたいニュースだ。 とはいえ、“落合憎し”という負の感情から、彼の退任を喜んでいるわけではない。一人の…
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大谷翔平の個人記録は野球の本質的にはどうでもいい
大谷翔平が二刀流を続ける以上、彼の個人記録が伸びないという問題が一部で指摘されている。 確かに今季の彼は投手として10勝、打者として22本塁打、67打点であり、記録的にはどれも大騒ぎするよう…
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糸井獲得でプロテクトリスト提出 阪神の口の軽さはなんだ
糸井嘉男をFAで獲得した阪神が、それに伴う人的補償のプロテクトリストをオリックスに提出した。現在、オリックスは対応を協議中という。 これについては提出前から様々な報道が飛び交った。とりわけ注…
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「神ってる」が流行語大賞に選ばれたナゾを解き明かす
今年の新語・流行語大賞に「神ってる」が選ばれた。広島・鈴木誠也の驚異的な打棒について、監督の緒方孝市が思わず発した言葉である。 しかし、これに世間の多くは不満を抱いたようだ。ツイッターなどを…
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常勝軍団の落日 西武がかつての「長期低迷球団」と重なる
西武ライオンズが今季も4位に沈み、これで3年連続Bクラスとなった。古くからのプロ野球ファンにとっては、ちょっとした事件だろう。 なにしろ、“あの”西武である。1982年の初優勝から90年代末…