経済ニュースの核心
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海外からの投資を呼び込む「国際金融センター」の成否…英会話力は必要不可欠に
バイデン米大統領は来年11月の大統領再選と民主党政権の継続を図るため、昨年8月に電気自動車(EV)購入への税額控除などを盛り込んだ「インフレ抑制法」を成立させた。 また、バイデン氏は国家安全…
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本業黒字の恵泉と神戸海星が新規学生の募集停止…女子大相次ぐ閉校のなぜ
企業経営にたとえるならさしずめ「主力事業からの全面撤退」といったところだろう。東京・多摩市に本部を置く恵泉女学園大学と兵庫・神戸市の神戸海星女子学院大学が相次いで2024年度からの新規学生の募集停止…
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「出前館」は5期連続赤字…ウーバーイーツ1強で勢いに陰り
ダウンタウンの浜ちゃんや生見愛瑠さんのテレビCMでお馴染みの出前館。ウーバーイーツへの対抗馬として期待されたが、収益は低迷している。12日に発表した2023年8月期の連結最終損益見込みは169億円の…
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動き出す中国からの訪日客…親米派の岸田政権と経済は別物か
マクロン仏大統領は4月初旬、中国の国賓として訪中した。多数の企業経営者も同行し、エアバスの大型商談などが注目を集めていた。フランスの化粧品大手、ロレアルの北アジアゾーン総裁兼ロレアルチャイナ最高経営…
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キヤノンの御手洗会長は“解任”寸前だった…株主総会での賛成票はギリギリ過半数
まさに「首の皮一枚」といったところか。先月末に開催されたキヤノンの定時株主総会。会社側が提示した取締役選任議案に対して御手洗冨士夫会長兼社長最高経営責任者(CEO)への賛成比率がわずか50.59%(…
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東京メトロは“国交省天下り官僚”のたまり場…完全民営化して体質は変わるのか?
国土交通省の元事務次官(東京メトロ会長)が、空港施設の運営会社に省のOBを次期社長にするよう求めたことをめぐり、国土交通省は、元次官に聞き取りを行った結果、人事介入の疑いを招きかねない発言が確認され…
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決算発表が本格化 投資するなら「レジャー・トラベル関連」にうまみあり
日銀の植田和男新総裁は、黒田東彦前総裁の政策を急いで転換する必要はないとの認識を示した。当面は金融緩和を継続する考えを表明しているが、大半のエコノミストは、何らかの形で金融緩和の見直しが6月までに実…
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岩崎通信機が東証プライムから「自主退散」した背景…「降格残留」表明は史上初
「『仮免』を与えられたにもかかわらず、正式な合格はムリとみて本試験受験を諦めたようなもの」 投資家筋からはこんな声も上がる。 情報通信機器メーカーの老舗、岩崎通信機が先週末、東証プライ…
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フジテック創業家会長追放の舞台裏 物言う株主オアシスとの闘いは「第2ラウンド」へ
エレベーター大手のフジテックは3月28日、創業家出身の内山高一会長を同日付で会長から解職したと発表した。全株式の17%を握る香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」が会社と創業家の間に疑わしい取…
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かつての「生産性革命」に匹敵…AIが取って代わる3億人分の仕事
友人は自宅にアマゾンのアレクサを設置している。「アレクサ、エアコンをつけて」「アレクサ、照明を消して」などと話しかけて家電などを操作。「アレクサ、今日の天気は」「3分後にアラームして」と会話形式で情…
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日野自動車のエンジン不正発覚から1年…経営の先行きは五里霧中、量産も出荷もできない現状
傘下のラグビーチームは活動を再開させたが、本業の正常化には「なお1年近くかかる」(関係者)という。 選手による合宿中の飲酒トラブル発覚で無期限活動停止中だったラグビー・リーグワン2部の「日野…
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UBSによるクレディ・スイス救済買収は今後もまだモメる?
破綻の危機に瀕していたクレディ・スイスがスイス政府の要請によりUBSに救済買収された。 クレディ・スイスは世界の「G-SIBs」と呼ばれる「グローバルなシステム上重要な金融機関」に位置付けら…
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株式市場は「幼児教育」関連が狙い目…岸田政権の“異次元の少子化対策”が追い風に
第一生命が3月中旬に公表した全国の小学生・中学生・高校生、計3000人に行った第34回「大人になったらなりたいもの」アンケートは、小中高生男子・中高生女子は3年連続で「会社員」が1位、「憧れの人」は…
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「楽天銀行」上場でグループには1000億円転がり込むも…経営基盤立て直しまだ前途多難
「干天の慈雨」となるのか、それとも「焼け石に水」で終わるのか──楽天グループ(G)傘下の銀行子会社、楽天銀行のIPO(新規株式公開)が決まった。4月21日、東証プライム市場に上場する。保有株売り出しで…
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社長逮捕のSODが陥った苦境…コロナ助成と不動産売却で決算を繕うも万事休すか
東京・歌舞伎町の飲食店で、無許可で女性従業員の接待を伴う営業をしたとして、警視庁保安課は16日までに、風営法違反(無許可営業)の疑いで、アダルトビデオ(AV)制作販売会社「ソフト・オン・デマンド」(…
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米SVB経営破綻がユニコーン企業を直撃…それでも日本への影響は少ない残念な理由
3月10日、全米16位のシリコンバレー銀行(SVB)が破綻した。SVBは、カリフォルニア州シリコンバレーにある中堅銀行。ハイテクのスタートアップ企業の預金や融資が非常に多い銀行で、中国、デンマーク、…
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電通グループの大株主に英国の「物言う株主」が…狙い見えぬ“穏健派”の不気味さ
突然とも言える“異物”の出現に社内では戸惑いと警戒が広がっているらしい。英国を本拠とする投資ファンド、シルチェスター・インターナショナル・インベスターズが、広告最大手の電通グループ株を市場の内外で買…
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まさにGショック! カシオ創業家以外から初の社長誕生 57歳→68歳へバトンタッチ
カシオ計算機は増田裕一専務執行役員(68)が4月1日付で社長兼CEOに昇格する。樫尾和宏社長(57)は、代表権のある会長に就く。和宏氏はカシオを創業した「樫尾四兄弟」の三男の樫尾和雄前会長の長男で、…
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GWは旅行より映画館が人気? 暖冬がもたらす経済効果、脱マスクや物価上昇も影響
このところ陽気がいいので、近所を散歩していると、公園などの梅の花はしぼみ、桜が開花している。春の到来で気分が良い。ファミレスの馴染みの従業員に尋ねると、「気候が暖かいから、高齢者など平日の来店者も増…
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「旭化成」が過去最悪の赤字…高値掴みでポリポア買収も、アテがはずれ大損
「我々が想定した見立てと随分違った結果になった」。先週8日の記者会見。工藤幸四郎社長はこう釈明して首を垂れた。 2023年3月期の最終損益が1050億円の赤字に転落すると発表した総合化学大手の…