経済ニュースの核心
-
プーチン大統領とサウジアラビア・サルマン皇太子「急接近」の不気味
ロシア・ウクライナ紛争、欧米のロシアへの経済制裁、それに起因する原油高、その結果として欧米のコストプッシュ・インフレ、その抑制のための政策金利の引き上げ、行き着く先の景気減速となる。スタグフレーショ…
-
多額の“手切れ金”支払いへ…村上グループに株買い占められた「セントラル硝子」の覚悟
またしても「グリーンメーラー」に屈する形となる。村上世彰氏が主導する投資会社に食いつかれて苦吟していた国内ガラス3位のセントラル硝子が最大500億円にのぼる自己株TOB(株式公開買い付け)の実施を決…
-
注目は“ヒト型”! 中国が目指す「ロボット大国」 産業用ロボットの利用数は5年で約5倍に
ロシア・ウクライナ戦闘では、兵器としての無人攻撃機やドローンの軍事重要性が明らかになった。これらの兵器のベース技術はロボットで、自動運転のスマートカーも車輪とハンドルが手足のAIロボットである。 …
-
民間の融資総額37兆円超!「ゼロゼロ融資」9月末打ち切りで経営破綻や倒産激増の可能性
企業の経営破綻や倒産激増の“号砲”となるのか。政府がいわゆる「ゼロゼロ融資」の今月末での打ち切りを決めた。 新型コロナウイルス禍で業績が悪化した中小企業などの資金繰りを支えてきた制度だが、企…
-
JR西出身の滋賀県知事が打ち出した 国内初「交通税」はローカル線を救うか?
「一橋大学で政府税制調査会長を務められた石弘光ゼミで税制について学んだお弟子さんだけのことはある」 民主党政権の社会保障と税の一体改革を手掛けた元民主党幹部がこう評価するのは滋賀県の三日月大造…
-
黒田日銀は利上げに動けるのか 日経平均採用銘柄の入れ替えに注目
先週、ドル円は一時1ドル=145円台に迫る24年ぶりの円安を示現、150円も視野に入ったという。 この円安の要因は、日米金利差とする報道が目立つが、日本の経済ファンダメンタルズもある。貿易の…
-
“大阪産コロナワクチン”の開発頓挫…「アンジェス」は投資家らの期待を裏切り続けてきた
市場関係者からは「またか」「やっぱり」といったタメ息が漏れる。 大阪大学発の創薬ベンチャー、アンジェスが先週、新型コロナウイルスの従来株に対するワクチン開発を中止すると発表した。今後はオミク…
-
「後払い決済」の名を借りた高利貸しが増加中 クレカを持たない層が狙われる
「やっぱり出ましたね」 メガバンク幹部がこう指摘するのは、急成長しているクレジットカードを使わずにオンラインで買い物ができる「後払い決済サービス」(BNPL)の悪用だ。 8月31日、商…
-
谷深ければ山高し? 1ドル=144円突破「米ドルの破滅のループ」に要警戒
株式市場の相場格言に「山高ければ谷深し」「谷深ければ山高し」がある。相場の山、すなわち株価の天井が高いほど、相場の谷、相場の底値も低いし、逆もしかりということ。資本主義の景気循環を指した見方でもあり…
-
オイシックスがシダックスにTOB開始も…見切り発車で不成立に終わる可能性
不成立に終わる可能性も否めない。 給食事業などを展開するシダックスに対するTOB(株式公開買い付け)を開始したネット通販のオイシックス・ラ・大地。9月28日までに最大で発行済みシダックス株の…
-
米国での訴訟が決定打か…トヨタに“勘当”された日野自動車の今後
日野自動車がトヨタから勘当された。トヨタ自動車は8月24日、相次ぐ検査不正を受け、トヨタ、日野自動車、いすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業の5社で運営する「コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テ…
-
政府は「緩やかに持ち直してる」と判断も…“経済指標”から探る景気と物価の先行き
政府は8月の月例経済報告で、景気の現状を「緩やかに持ち直している」とし前月から据え置いた。先行きについては、世界的な金融政策引き締めによる海外景気の下振れが日本経済のリスクになっていると警戒感を示し…
-
製パン業界4位の老舗「神戸屋」が“身売り” コロナ禍と原材料高がトドメに
事実上の「私的整理」(金融筋)と言っても過言ではなかろう。先週末に包装パン事業とデリカ事業を業界最大手の山崎製パンに譲渡すると発表した老舗パンメーカーの神戸屋(大阪市東淀川区、会長・桐山健一氏)。両…
-
苦境の「いきなり!ステーキ」創業者から長男への社長交代も…浮上は期待薄か
「いきなり!ステーキ」などを運営するペッパーフードサービスは8月12日、創業者の一瀬邦夫社長が同日付で辞任し、後任に邦夫氏の長男、一瀬健作副社長が昇格したと発表した。 2022年12月期の最終…
-
紛らわしい違和感が…東証プライム指数よりTOPIXが重要視される謎
3月期決算企業の9月中間期が迫ってきた。上場株式を多数保有する金融機関などは、決算対策が検討される時期である。しかし、実のところ“決算対策”は東京証券取引所も行ってきた。 東証は4月4日の市…
-
愛知万博の跡地に開業「ジブリパーク」はポストコロナの起爆剤になるか
「経済効果は直接効果で283億円、波及効果は480億円が見込まれています」 大手信用情報機関幹部がこう指摘するのは、今年11月1日に愛知県の愛・地球博記念公園に開業する「ジブリパーク」だ。中部…
-
台湾有事で高まる中国とロシアの軍事連携 大規模軍事演習も実施
中国は、中国本土と台湾は不可分とする「一つの中国」原則を掲げ、欧米が台湾を独立国のように扱う高官同士の公的往来に断固反対する。中国人民解放軍の東部戦区は、8月4日から7日まで台湾周辺海域と空域で初の…
-
東工大と東京医科歯科大が統合へ向け協議…国立大学の経営に危機感か?
「次は一橋大学あたりが“婚約者”選びに乗り出すのでは」 大学関係者らの間ではこんな観測も飛び交う。 東京工業大学と東京医科歯科大学が統合に向けた協議入りを発表した。新たに法人を設立して…
-
みずほグループの優等生「ヒューリック」 コロナ禍も追い風に買収を積極化
みずほグループの優等生と呼ばれる会社がある。外資ファンドも驚く勢いで都心の大手企業ビルを買収・売却している不動産会社ヒューリック(前田隆也社長)だ。 「ヒューリックは昨年、東京・新橋汐留の電通…
-
旧村上ファンドがコスモ株買い占め…狙いは「石油元売り業界」の再編か
経営陣への「重圧」は日増しに強まっていることだろう。村上世彰氏が国内石油元売り大手、コスモエネルギーホールディングス(HD)の株買い占めに血道を上げている。 先週1日と3日、5日には旧村上フ…