New York メディアとファンの正体
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<第16回>突然出版された「SHINJO」本にびっくり
サンフランシスコ・ジャイアンツで通訳をしていた2002年に出会った現地記者のひとりに、ジョン・シェイというライターがいる。どちらかといえば地味な感じのジョンは、質問をするときも控え気味で、小さな声…
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<第15回>日米野球で米審判の目に焼きついた2人の日本人
沖縄での親善試合終了後、MLB一行がチャーター機でLAへの帰路を待つしばしの間、MLBの審判員と話すチャンスがあった。「17年のWBCで侍ジャパンは米国チームの行く手を阻むような脅威となり得るか?…
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<第14回>希望球団より先に代理人選びがFA選手のトレンド
日米野球開幕を目前に控えた先週末、某メジャー球団の上層部の方とじっくり話をする機会があった。彼はスカウトやコーチという現場サイドではなく、球団のオーナーグループの一翼を担う要職に就いている。その彼…
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GMも選手同様、厳しい批判にさらされる
「2年連続でプレーオフ出場を逃しながら3年の契約延長に成功したキャッシュマンGM」(ESPN電子版) 「17シーズンで14度のポストシーズン出場、4度のワールドチャンピオンの実積を評価か?」(野球…
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ジーターとの出会いは映画のワンシーンのようだった
03年のサブウエー・シリーズでの出来事だ。僕は当時メッツの通訳で、試合前の練習ではバッティングピッチャー(BP)を兼務していた。 メッツの本拠地シェイスタジアムにやってきたヤンキースが、ユ…
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NYでの黒田の評価がうなぎ登り
最近のNYメディアの最大の関心事は、ヤンキース主将デレク・ジーター(40)の引退ネタだ。 今季はヤンキースも、地元メディアも、ファンも、是が非でもポストシーズンを勝ち上がり、ワールドシリー…
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田中夫人のまいは[日本のマライア・キヤリー?」
サンフランシスコで働いていた時に知り合ったアメリカ人記者からメールが来た。 田中将大がヤンキースに入団して以来、日本の報道を訳してくれとか、楽天ファンのリアクションを教えてくれとか、田中投手…
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メジャー独自の「奥さま会」って何?
日本球界やマイナーリーグにはないが、メジャーリーグにのみ存在する独特な「文化的活動」がある。そのひとつが「奥さま会(Wive's meeting)」と呼ばれる選手やスタッフの奥さんやガールフレンド…
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田中の右肘故障でメディアは球団をチクリ
開幕から12勝4敗という驚異的な成績で、最多勝はおろかサイ・ヤング賞さえ現実味を帯びてきたところで右肘を故障してしまった田中将大。 今回、田中が選択したのはトミー・ジョン手術(腱の移植手術…
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大リーガーが偽名でホテルに泊まる理由
注目を集めた田中将大の連続クオリティースタート(6回以上を自責点3以内)は「16」で途絶えた。残念ながらメジャー記録の更新とはならなかったものの、メジャーリーグの単独トップとなる12勝目(3敗)を挙…
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田中は「最も効果的な勝利をもたらす投手」
「マー君のことはプロ1年目から知ってるけど、毎年良くなっている」 こう明かしたのは、田中将大のプロデビュー戦で初安打を浴びせた川崎宗則だ。 現地17日、田中はブルージェイズと今季2度…
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NYの番記者はみんな電話魔だ
いまやヤンキースのエース格となった田中将大(25)。NY紙への露出度も増すばかりで、気になるのは現地メディアが田中の情報をどうやって手に入れているかだ。メジャーリーグのクラブハウスは、試合開始前の…
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ファンはプライベートでは選手に写真やサインを求めない
5月14日、サブウエーシリーズの大一番でメジャー初完封をやってのけた田中将大。分業制が確立しているメジャーでは9回シャットアウト劇に、日本球界のような熱投を称えるプラス評価は少ない。しかし、初登板…
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メディアは飛行機の中のドンチャン騒ぎは報じない
「タナカがまた勝った」(USA Today NY版)、「5―0(5勝0敗)」(Newsday)、「なおも完璧(負けなし)」(ウォールストリート・ジャーナル)。 ヤンキース・田中将大の開幕か…
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新庄は新聞を読まず、ピアザは打った時だけ読んだ
「Tanaka dominate Cubs at Stadium(田中がカブスを圧倒した)」(NYポスト紙)、「Tanaka Lets Neither Cubs Nor the Cold Get t…
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田中の初登板を地元メディアはどう報じたか
ヤンキース・田中将大のデビュー戦から一夜明けた現地5日(日本時間6日)、ニューヨークメディアは初登板初勝利をどのように評価したのだろうか。 世界の大都市ニューヨークにはタイムズ紙、ポスト紙な…