元賞金女王が解説 2016年期待の女子プロ
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鈴木愛 気迫を前面に押し出す“勝負度胸”はピカイチ
鈴木愛(22)がプロ2年目にレギュラー大会で上位争いに絡んでテレビに映り始めたころ、ミスした時やチャンスを決められなかった時に心底ガッカリする様子に「態度がふてぶてしい」とメディアから批判されたのを…
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笠りつ子 ゴルフをシンプルに考えプレーしているのが強み
えっ、今更? と感じる方もいると思いますが、プロ11年目の笠りつ子は私が今季、注目しているプロのひとりです。 2010年から6年連続で賞金シードをキープしており、今季は渡邉彩香、鈴木愛に次ぐ…
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上原美希 ケガを乗り越え「初シード獲得」へいい流れに
先の中京テレビ・ブリヂストンで、ツアー史上初の予選会通過からの優勝者誕生か、と話題を集めた上原美希に注目しています。 プレーオフに敗れて初優勝を逃した彼女の今季出場資格はQTランク57位です…
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三ケ島かな ピンまで100ヤード以内のアプローチが抜群にうまい
プロテストを失敗しても、1次、2次、3次、最終とクオリファイングトーナメント(QT)を勝ち抜いて女子ツアーに出場することができます。 ルーキーイヤーの三ケ島かなもそうです。 昨年の最…
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野沢真央 豪快な飛ばし屋はスイングに荒削りな部分がまだ多い
ドライバー飛距離270ヤードのダイナミックなスイングが特徴の野沢真央は、数々のアマタイトルを手にして日本女子オープンにも出場しています。同じ名古屋市出身であり、ずっと注目していました。 昨年…
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辻梨恵 ゴルフに向き合う真摯な姿勢はきっと成績につながる
埼玉栄高校ゴルフ部出身の辻梨恵は、女子ツアー屈指の飛ばし屋として知られる渡邉彩香と同級生です。プロになって未勝利で、3勝の渡邉に大きく差をつけられてしまったけれど、オーソドックスなスイングで、アドレ…
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渡邉彩香 スイングがカット軌道からオープンの変わり好成績キープ
先週のワールドレディスサロンパス杯で、世界ランク3位の飛ばし屋、レキシー・トンプソンとマッチプレーさながらの優勝争いを演じた渡邉彩香は、以前に比べてスイングが格段に良くなっていました。 昨年…
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野村敏京 目標の米ツアーに移って技術精神とも大きく成長
米ツアー2勝目で今夏のリオ五輪、日本代表1番手に名乗りを上げた野村敏京はスイングが変わりましたね。 飛距離は以前から出る方でしたが、日本でプレーしていた時はスイングがまだ粗削りでした。手だけ…
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岡山絵里 フィジカルに恵まれ力強いショットが持ち味
プロ2年目の岡山絵里は子どものころ、本格的に水泳を体験しており、フィジカルに恵まれたルーキーです。高校生の時にはJGAナショナルチームに選ばれるなど、ジュニア時代の実績もある。 昨年暮れの最…
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西山ゆかり 積み重ねた苦労が着実に実を結び始めている
女子ツアーでは勢いのある若いプロが話題になっていますが、私はあえて33歳の西山ゆかりに注目したいと思います。 彼女がゴルフを始めたのは18歳で、小さいころから親の指導でプロゴルファーを目指す…
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<第10回>森田遥 穏やかな表情からも意志の強さが伝わってくる
今季開幕戦から2週続けてトップ10入りと好成績の森田遥には、2013年日本女子オープン会場でインタビューしたことがあります。3年前だから高校2年生でまだ17歳の時です。 難設定の日本女子オー…
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<第9回>葭葉ルミ 初出場だった昨年の全米女子OPの成績が自信に
2013年のステップ優勝から、とんとん拍子に力をつけている印象が強い葭葉ルミです。女子プロといっても戦うステージによってレベルは全く違い、構成比はピラミッド構造です。 ランク付けすれば、トッ…
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<第8回>松森彩夏はプレースタイルから負けん気の強さを感じる
170センチとトーナメント会場でもひときわ大きく目立つ、すらっとした体形の松森彩夏です。開幕戦は初日に6アンダーで単独首位と好スタートを切りました。 昨年はフジサンケイレディス2位。同じプロ…
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<第7回>永峰咲希 同期の柏原明日架、堀琴音より先に勝つ可能性あり
ジュニア時代からプロに交じって試合に出て、プロ合格と同時にツアーで活躍する若い選手が増えています。プロ3年目になる永峰咲希もそんなひとりです。 ゴルフは11歳からと、最初にクラブを手にした年…
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<第6回>福田真未 プレーリズムが速く五感を大事にする大型プレーヤー
福田真未は168センチ、58キロと体格に恵まれており、ツアー会場でもひときわ大きく見えて存在感があります。感心したのは、私が見た限りではヤーデージブックを持っていなかったこと。今では女子ツアー会場で…
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<第5回>香妻琴乃 悔しさを前面に出す性格はプロに向いている
シード2年目の香妻琴乃は今年、初優勝が期待される若手のひとりです。 とても可愛い顔をしており、ルックスは抜群なのですが、試合になると一変します。気の強そうな表情といい、性格的にはプロ向きです…
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<第4回>山本薫里 体に負担のない故障知らずのスイングが強み
期待の女子プロといえばプロテストに合格したばかりの大型新人や若手に注目が集まりますが、今年はツアー16年目を迎える山本薫里をマークしています。 これまで賞金シードは一度も手にしたことはないの…
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<第3回>青木瀬令奈の凄みは顔色一つ変えないポーカーフェース
初シードを獲得した青木瀬令奈は身長153センチ、体重50キロと女子ツアーでも体格がかなり小さいほうです。同じように小柄な選手といえば、昔の安井純子(153センチ)、原田香里(153センチ)、肥後かお…
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<第2回>堀琴音は喜怒哀楽を表に出さない不気味さが武器
堀琴音は163センチ、53キロとスラリとした体つきで、体を鍛えているアスリートのように見えません。ツアー会場で「女子プロです」と自己紹介しても、みんなエ~ッて驚くんじゃないかしら。 でも4歳…
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<第1回>柏原明日架は“台風の目”になる
昨季はステップとレギュラーを掛け持ちで戦い、日本女子オープン4位の柏原明日架はきっと2016年の“台風の目”になると思います。 レギュラーは20試合出場で賞金ランク50位。最後に自身初となる…