辺見マリ「半生」を語る
-
<最終回>昭和の“戦友”と歌う 同窓会コンサートへのいざない
ここ数年、よく出演させていただいているのが「同窓会コンサート」です。もちろんひとりでやるショーも好きなのですが、同窓会コンサートはこの年で新しい発見があったり、刺激を受けることができる、私にとっても…
-
<第19回>信じることで大失敗して学んだ“心の中の神様”の存在
父と母を亡くしてからしばらく経って、気が付いたことがあります。それは「私の人生は失って初めてその大切さに気が付くことが多かったな」ということ、そして、失わないと得ることができないものがあるんだなとい…
-
<第18回>病気で大腿骨を骨折した母の介護でつらかった時期
最近は“老老介護”なんて言葉もあるようですが、いつかは自分の親の老いていく姿を見なければいけません。そうなった時、日々の生活の中でどう対処するかは、皆さんも苦労したり悩んだりしていることだと思います…
-
<第17回>落ち着いた生活も束の間 父のがん発覚と闘病生活
長い洗脳地獄から抜け出した後も再婚、離婚といった紆余曲折がありました。それでも2度目の離婚をした2005年の前後からはようやく落ち着いた生活に戻ることができました。 歌手としての仕事をしなが…
-
<第16回>5億円超を拝み屋につぎ込みヘアヌード写真集も発売
騙された拝み屋集団に私がつぎ込んだお金は総額で5億円を超えています。思い出したくもありませんが、貯金はもちろんマイホームも売り払い、さらに新たな借金までして、お布施を払い続けていたのです。 …
-
<第15回>何もかも異常だった 拝み屋を中心にした共同生活
“拝み屋”のKに心酔した私は、どんどんお金をつぎ込み始めました。出会った頃のKは「お金は要らないから」と言っていて、「タダでは悪いから」とこちらから金を払っていました。 最初は本当に気持ち程…
-
<第14回>拝み屋に「あなた悪い厄がついている」と言われて
最初はうさんくさいと思っていた“拝み屋”のKですが、話をしているうちに徐々に引き込まれ、いつの間にか私の中に彼女にすがりたいという気持ちが生まれていきました。 彼女の話にはそれぐらい不思議な…
-
<第13回>占いを信じていない私が“拝み屋”に騙されたワケ
人はなぜ騙されるのでしょうか。私はあの“経験”をするまでは、テレビのニュースで流れる詐欺被害や怪しげな新興宗教のニュースを見るたびにこう思っていました。 「みんな、なんでこんなバカな話に騙され…
-
<第12回>貯金した分は“なかったもの”とする堅実派だったのに
西郷輝彦さんと離婚して、芸能界に復帰した頃に話を戻します。 当時、金銭的にいえば、急いで働かなくても大丈夫なくらいの蓄えはありました。それでもすぐ働き始めた理由は、私の金銭感覚が大きかったと…
-
<第11回>自分の力でイジメを解決した芯の強い娘
イジメ問題から子供を守るために不可欠なのは親の支えでしょう。 自分のことで言えば、ハーフだった私は子供の頃から髪の毛が黒ではなく茶色がかった明るい色でした。そんなことでも十分、イジメの理由に…
-
<第10回>芸能人の子供だから直面したイジメ問題
シングルマザーとなった私は、両親の助けを借りながら、なんとか2人の子育てを続けていました。それでも子供たちが成長するにつれ、どうしても目が届かないことも出てきました。 よく頭を悩ませたのが学…
-
<第9回>離婚後、復帰したら「辺見マリが戻った」と話題に
1981年、最初の離婚をした後、私は芸能界に復帰して再び歌手として仕事を始めました。 結婚生活は失敗してしまいましたが、2人の子供を授かることができました。離婚した当時、長男は8歳、妹・えみ…
-
<第8回>身も心もボロボロになっていた時に“2度目の出会い”
私は2度の結婚・離婚を経験しています。1度目のお相手は西郷輝彦さん。芸能人同士ということもあって記事にもなりましたが、2度目の結婚については知らない方も多いかもしれません。 西郷さんと離婚し…
-
<第7回>家を空けることが多くなり“3回目の蒸発”で離婚を決断
結婚して芸能界を引退した私は、2人の子宝に恵まれ、家庭に入って子育てに専念していました。 西郷さんも仕事がますます充実して、歌手だけでなく俳優の仕事でも高い評価をいただくようになりました。昔…
-
<第6回>21歳 世間に秘密でやっちゃった西郷さんとの結婚
私がデビューする以前からトップスターだった西郷輝彦さんとの結婚は、本当に大変でした。世間には秘密でやっちゃったんですから(笑い)。 ■芸能界に執着はなかった 私は21歳。結婚はまだ早い…
-
恋愛は“ご法度” 西郷さんとお付き合いするまで1年待った
私がデビューした当時は、芸能界の事情も今とはずいぶん違っていました。芸能人はまだまだ「スター」という感じでしたし、それだけに求められるものも厳しかった気がします。 女性は、どんなキャラクター…
-
<第4回>レコード会社の会議でようやく決まったデビュー
私が芸能界にデビューしたのは19歳の時。翌年に出たセカンドシングル「経験」が大ヒットして、その年のNHK紅白歌合戦に出場することもできました。 周りから見ればまさにトントン拍子で、それほど苦…
-
<第3回>デビュー直前に知った「本当の父」の存在
私はごく普通の家庭に育ったというわけではありません。スペイン系アメリカ人の父は、物心ついた頃にはすでにおらず、父と別れた母は故郷の京都に戻って女手ひとつで私を育てていたそうです。 その後、母…
-
<第2回>芸能界入りのきっかけは布施明出演のイベント
私は神奈川県逗子市で生まれ、物心がつく頃に母の故郷・京都に移りました。それから芸能界デビューするまでずっと京都で育っています。 母が若い頃にやっていたこともあって、バレエ教室に通い始めたのが…
-
<第1回>壮絶“洗脳話”が大反響 今なぜ私は話すのか
まさに波瀾万丈といえる人生を送ってきた歌手・辺見マリ。1969年に歌手デビューし、瞬く間にトップスターとなったものの、わずか2年で結婚して芸能界を引退。2児を出産後、81年に離婚して芸能界に復帰。そ…